会社員よりハードなアマゾン・フレックス

 ここまでの話を振り返ると、アマゾン・フレックスは「割に合う仕事」といえないのではないだろうか。

「結局、その人が『何を求めるか』という話になると思います。運送会社のドライバーをやっていれば、日常点検はドライバーが行うものの、トラックのリース契約や自動車保険の加入、メンテナンスは会社でやってくれるので、ドライバーはドライバーとしての仕事に集中できます。

 一方の個人事業主は、すべての雑務をすべてやらなければなりません。結局雑務を行ううえで必要な手間や経費を考えると、会社員として普通に給料をもらったほうが得だと考える人がいても不思議ではありません。一方、組織のしがらみから解放され1人で働くことが精神的に楽だということで、企業勤めを辞めて軽貨物自動車運送事業者になった人もいます。

 また『稼ぐぞ』という気持ちで始めても、日給制なのでどこまでも稼げるわけではありません。アマゾン・フレックスの配送員をやりながら、いくつか職の掛け持ちをしている人もいます」(同)

 どのような働き方でもメリット・デメリットは必ずついて回るもの。アマゾン・フレックスを始めようか迷っている人は、「仕事をするうえで何が重要か」を明確にしてから考えるといいのかもしれない。

提供元・Business Journal

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