「海苔」にまつわる豆知識

(画像=『FUNDO』より引用)
ここからは海苔にまつわる豆知識を見ていきましょう。
板海苔が誕生したのは江戸時代
日本でよく食されている海苔はいわゆる板海苔とされます。
紙のように1枚に延ばして作られた海苔が板海苔です。
この板海苔が誕生したのは江戸時代とされているとか。
時は1717年、浅草の漁師だった与平は柵を立てて作る養殖海苔方法を創案したそうです。
当時の海苔の加工は「浅草和紙」の製紙方法を応用していたとされています。
その製法を応用したことでパリッとした板海苔が生まれました。
やがて板海苔は浅草を中心に普及し「浅草海苔」と呼ばれるようになったとされています。
その後、庶民の身近な海産物として日本各地に知れ渡ったとか。
さらに当時の養殖の知識や技術も各地に伝えられ全国各地に広まったそうです。
味付け海苔が誕生したのも江戸時代
味付け海苔が誕生したのも江戸時代だったとされています。
時は1869年、山本海苔店の2代目だった山本德治郎が明治天皇の京都への献上品として発明したのが始まりとされています。
厳密には明治時代の初めに作られたとも言われているとか。
その後の1938年頃から関西を中心に製造が盛んとなったそうです。
ただ、関東では焼き海苔の方が盛んに製造されていたために地域によってそれぞれの文化が生まれたとも言われています。
名前の由来は「ヌルヌルしている」から
海苔という名前はヌルヌルしていることを意味する「のり」にちなむそうです。
中でも「のり」は藻のように柔らかい海藻類全般を意味します。
海苔も海藻の一種で、加工する前はヌルヌルしています。
そこから海苔と書いて「のり」と呼ばれるようになったとか。