ドキュメンタリーによれば、集落の一軒家にはウィッタカー家の4人のメンバーと数匹の犬が住んでいる。4人はそれぞれ、一定の間隔で犬のように吠えるレイ、ローリーン、肥満気味のティミー、そしてこの中で唯一会話によるコミュニケーションが可能とされる名を名乗らない匿名女性だ。レイとローリーン、匿名女性の3人は兄弟姉妹で60~80歳ほどと考えられ、ティミーは匿名女性の甥であるということだ。

 ライタ氏が2004年に初めて訪問した時には、フレディーという男性も一緒に住んでいたが、心臓発作で亡くなったという。葬式をするお金がないので、自宅の庭に亡くなった遺体を埋めたということで、映像ではその埋めた場所をレイが監督に教えてくれている一幕も綴られている。

現存するアメリカの近親婚家族・ウィタカー家とは? 精神障害を抱えた15人の“きょうだい”を世界中が支援
「Daily Star」の記事より(画像=『TOCANA』より 引用)