「応対」と「対応」は、一見すると同じ意味のように思えます。
両者は読みも「おうたい」「たいおう」と、前後入れ替えただけです。
しかし、この2つの言葉はそれぞれ対象となるものが異なります。

そこでここでは、「応対」と「対応」のそれぞれの意味や違いについて解説します。

目次
「応対」とは
 ・「応対」の意味
 ・「応対」の対象
「対応」とは
 ・「対応」の意味
 ・「対応」の対象
「応対」と「対応」の違い
 ・「電話応対」と「電話対応」の違い
 ・「応対がいい」と「対応がいい」の違い
 ・「応対」して「対応」する状況
まとめ

「応対」とは

「応対」と「対応」の違いとは?それは対象となるものにある!?
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは、「応対」の意味と対象について見ていきましょう。

「応対」の意味

応対は、誰かに応じて受け答えすることを意味します。
また、返事や相槌などの態度という意味もあります。

「応対」の対象

応対の対象は、人に限定されます。

「お客様に応対する」のように、対象が人である場合に使います。
逆に、「地震に応対する」「台風に応対する」とは言いません。

類義語としては、「応接」や「接客」「受け答え」、「お構い」などがあげられます。
いずれも、人を対象にして受け答えをする動作となります。