読者の方々は、「生まれ変わり」や「輪廻転生」を信じているだろうか? このような「死後に別の人生を生きる」という考え方について、トカナでも何度か扱ってきたが、なんと日本には「600回もの過去生をフラッシュバック体験で見ることができた」という人物がいる。それも、スピリチュアル関係者や心霊能力者ではなく、元国連職員という肩書きの人物だ。(※本記事は2017年に取材したものを再掲しています)
■「地球を救え」という不思議な声、フラッシュバックする過去生
国連の専門機関である「国際連合工業開発機関(UNIDO)」に工業開発官として勤務していた萩原孝一氏は、1997年10月に当時住んでいたウィーンで不思議な声を頻繁に聞いたという。それは「Save the Earth(地球を救え)」というメッセージだった。声の主は、このまま地球環境が悪化すると「人類が2050年まで生き残るかわからない」と告げた。そして、一瞬のうちに600回もの過去生を、まるでフラッシュバックのようなかたちで見せられたという。
――その声の主とは、いったい何だったのでしょうか?
萩原孝一氏(以下、萩原氏) 「わかりません。宇宙の声なのか、天の声なのか、あるいは守護霊なのか――。声の主は『わしが誰かいずれわかるし、そんなことはどうでもよい』と言っていました。それよりも、とにかく『地球を救え』とのことでした。もともと私はスピリチュアル体質ではなかったので、本当にビックリしました」
今でも、萩原氏には特に強い霊感やスピリチュアル能力はないが、その時は、本当に声が「降りてきた」のだと訴える。

――では、萩原さんはどんな過去生をお持ちだったのですか?
萩原氏 「600回ほどの過去生を瞬時に見せられたので、すべては覚えていません。ただ、直近5回の過去生がスローモーションになっていて、どうやらアフリカ南部にいたようです。たくさんの子どもに恵まれていましたが、貧困で苦しみ、どの人生も30代で亡くなっています」
――その中で、特に楽しかった過去生はありますか?
萩原氏 「うーん、あまりないですね……。貧困で苦しみ、楽しみは酒とタバコだけでした。前世で飲みすぎ・吸いすぎだったので、今の人生ではバランスを取るために禁酒禁煙ができているのかもしれません(笑)」