ロストバゲージが起こったときへの備え
ロストバゲージは空港スタッフのミスや他人の取り違いなどにより起こります。どんなに対策をしても、ロストバゲージを完全に防ぐことはできません。ロストバゲージが起こったときへの備えを2つ紹介するので、検討してみましょう。
申請書用の英文を作成しておく
ロストバゲージが起こった場合、現地の空港カウンターで申請書を作成・提出することになります。一般的に申請書は英語で記入するので、心配な場合は申請書用の英語をあらかじめ作成しておくと安心できるでしょう。申請書には次のような内容を記入します。
申請書には色や形、大きさといった荷物の特徴、荷物の中身を記入します。このくらいの内容なら、英語が苦手でも、Google翻訳を使って何とかできるでしょう。現地で慌てずに済むよう、事前に英文のメモを作成しておくことをおすすめします。
ロストバゲージの補償付きカード・旅行保険を活用する
先述のとおり、ロストバゲージの補償が付いたクレジットカードや旅行保険があります。荷物が完全に紛失した場合でも、一般的に持ち物1つあたり10万円を限度に被害を補償してもらえます。
荷物が遅れて届くディレイドバゲージの場合でも、着替えや洗面用具などの生活必需品の購入費を実費で補償してもらえることが多いです。
航空会社にも補償はありますが、補償額の上限は20万円ほどなうえ、ディレイドバゲージへの補償はありません。
海外への旅行や出張が多い人は、この機会にロストバゲージの補償付きカード・旅行保険を検討してみてはいかがでしょうか。
ロストバゲージに遭った後の流れ
ロストバゲージに遭ってしまったらどうすればいいのか、紛失発覚からの一連の流れを紹介します。
荷物タグの控えと搭乗券を用意する
荷物が見つからず、ロストバゲージに遭ったとわかったら、まずは荷物タグの控えと航空券を用意します。これらがないと荷物を探すのに時間がかかるため、なくさないよう、取り出しやすい場所に保管しておきましょう。
カウンターで荷物が出てこないと伝える
荷物タグの控えと航空券を用意したら、「BaggageLost」と書かれたカウンターまで行き、荷物が出てこないことを伝えましょう。カウンターは荷物が流れてくるベルトコンベアーの近くにあることが多いです。見つからない場合は近くの空港スタッフに声をかけてもいいでしょう。
紛失証明書を提出する
カウンターではロストバゲージに遭ったことを証明する「紛失証明書」を記入・提出します。紛失証明書には次のような項目を記入するため、これらも英語で書けるように準備しておきましょう。
- 住所
- 滞在先の住所
- パスポート番号
- 荷物の特徴 など
- フライト便名
- チケット番号
- 氏名
紛失証明書を提出したら、控えを必ず受け取り大切に保管しておきましょう。控えに書かれた「参照番号」から探索の状況を追跡したり、補償を受ける際に必要になったりするからです。
トラベルキットを受け取る
ロストバゲージに遭った場合、航空会社によってはトラベルキットを受け取れます。歯ブラシや洗面用具などの旅行先での必需品がまとめられた簡単なキットで、購入するためのお金と手間が省けるでしょう。
カウンターで「Can I have a travel kit?」と聞いてみましょう。
その後、荷物が見つかった場合
その後、荷物が見つかった場合、滞在中のホテルまで配送してもらえることが多いです。ただし、空港まで取りに行かなければならないケースもあります。帰国後に見つかった場合は日本まで荷物を送ってもらうことになるでしょう。
滞在中に3日ほど待っても連絡がない場合、航空会社にWebサイトからメールで問い合わせてみましょう。