東京の都心では8割以上がマンション住まい
東京カンテイでは、都道府県別とは別に行政区別のマンション化率も調査し、上位の市区町村のランキングを公表しており、そのベスト10が図表2にある通りです。マンション化率が最も高かったのは東京都中央区の83.28%でした。中央区といえば、わが国を代表する日本橋、八重洲、銀座などのビジネス街、ショッピング街がありますが、再開発によって利便性の高いエリアでのマンションが急増しており、マンション化率が高まっています。
特に、湾岸部での超高層マンション街の開発が活発で、晴海では、東京オリンピックで選手村として活用された「晴海フラッグ」が開発され、5000戸以上の分譲マンションが供給されましたし、そのほかには総戸数1000戸前後の大規模マンションが少なくありません。そのため、東京都中央区のマンション化率は、前年と比較すると4.46%も高まっています。これは、マンション化率の高い市区町村のなかでも出色の増加率です。