「爪に火をともす」の類義語

「爪に火をともす」とはどんな意味?どのような状況から生まれた言葉?
(画像=『FUNDO』より引用)

最後に「爪に火をともす」の類義語も見ておきましょう。
「爪に火をともす」の類義語には、「けちん坊の柿の種」や「袖から手を出すも嫌い」「食うや食わず」などがあげられます。

けちん坊の柿の種

「けちん坊の柿の種」とは、役に立たないものまで物惜しみするほどケチであることを言います。
柿の果実を食べたあとに残った柿の種をあげることさえ惜しむケチな人という表現です。

このことわざでは、柿の種を役に立たないものと見立てて表現しており、何かに強く執着する吝嗇家を揶揄する言葉のひとつとなっています。

袖から手を出すも嫌い

「袖から手を出すも嫌い」は、非常にケチであることの例えです。
お金を財布から出すのはもちろん、着物の袖から手を出すことを嫌がるような人のことを例えた言葉です。

この言葉は、お金を出したがらない人や実際にお金を出さない人に対しても用いられる表現となります。

食うや食わず

「食うや食わず」とは、食事すらも満足にとらないもしくはとれないことを言った表現です。
それほど貧しく暮らしている様子を指す表現の1つとなります。

とにかく貧しくて何も食べられていない状態を指します。