極度に貧しい状況を「爪に火をともす」と表現することがあります。
また、ケチであることについても同じく「爪に火をともす」という表現が可能です。

お金に対してのそれぞれの様子を、なぜ「爪に火をともす」というのか、その意味や由来、類義語について解説します。

目次
「爪に火をともす」の2つの意味
 ・意味①とてもケチ
 ・意味②困窮状態
「爪に火をともす」とはどんな状況から来ている?
 ・「爪に火をともす」の由来
「爪に火をともす」の類義語
 ・けちん坊の柿の種
 ・袖から手を出すも嫌い
 ・食うや食わず
まとめ

「爪に火をともす」の2つの意味

「爪に火をともす」とはどんな意味?どのような状況から生まれた言葉?
(画像=『FUNDO』より引用)

まずは「爪に火をともす」という言葉の意味について見ていきましょう。

意味①とてもケチ

「爪に火をともす」には、ただのケチではなく、とてもケチであるという意味があります。
銭ゲバや守銭奴と呼ばれるほどお金に執着があることを揶揄する表現としても使用されます。

何をするにもお金を基準に考える人やお金に常に囚われている人といった、お金への執着が非常に強い人を指す際に用いられます。

意味②困窮状態

「爪に火をともす」は、とても貧しい暮らしを強いられている状況に対しても使用されます。
必要に迫られて行っている節約や倹約をあらわす際にも用いられす。

何をするにも我慢しなくてはならないほど、お金に余裕がないことの表現として使用されます。