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大歩危と祖谷渓の魅力3. 祖谷のかずら橋
大歩危と祖谷渓の魅力4. 琵琶の滝
大歩危と祖谷渓の魅力3. 祖谷のかずら橋
大歩危からバスに乗りかずら橋に向かいました。1日に4本しかない路線バスに乗ると、2018年に選ばれた大歩危・祖谷の温泉キャラクター祖谷メグリの声でのアナウンスがあります。
山を越えると祖谷渓の前に出るといくつかの大きな温泉旅館を越え、バスはかずら橋の前に到着します。
祖谷のかずら橋はシラクチカズラを使ったつり橋で、重さは6トンあります有名な善徳の橋のほかにも地域に2橋残っています。祖谷渓にかかる橋は長さが45m幅が2mで谷からの高さが14mある日本三大奇橋のひとつに数えられられています。
空海や平家落人の伝承がのこるかずら橋、大正時代の一時期は、ワイヤーの橋に代わりましたが、地域振興を目的として昭和初期に従来の植物の弦を使った橋に戻りました。
すぐ隣には祖谷渓大橋というコンクリートでできた橋があり、かずら橋を横から眺めることができます。
現在祖谷のかずら橋は観光用の橋として有料で大人550円、小学生350円を払って橋を渡ります。ところがいざ橋を渡ろうとすると、想像以上に恐怖を感じます。
その理由は橋板がなく、下の渓谷がむき出しになっているからです。隙間の感覚は短く小股でも次の橋の柱までは問題なく歩けますが、下を見てしまうと恐怖のあまりなかなか足が前に進まず、しっかりと手で橋を抱えながらゆっくり時間をかけないと渡れませんでした。
この恐怖は実際に体験しないとわからないでしょう。
なおかずら橋は植物の弦を使っている橋のため定期的に橋が架け替えられことになっており2024年1月9日から2月15日までは架け替え工事を実施します。架け替え期間中にわたることはできませんが、架け替えの様子が間近で見られる見学会が実施されます。
大歩危と祖谷渓の魅力4. 琵琶の滝
祖谷のかずら橋のすぐ近くにもうひとつの観光スポットがあります。琵琶の滝という名前の滝はかずら橋から歩いて2分くらいのところにありました。
由来の説明版によると、平家落人伝説のことが紹介されており、安徳天皇とともに平国盛が祖谷に潜入して土着したという伝承の説明がつづられていました。そして落人たちが京都で生活していたことをしのびながら他木の下で琵琶を奏でて慰めあったという伝承から名前がついています。
滝のすぐ近くまで近づくことができ、落差もあり非常に水量があったので滝が落ちる様子を撮影しました。
時期によってはもっと水量が多い時もあるようでしたが、この時期でも滝から落ちる無数の水滴やマイナスイオンが感じられました。