四国は本州や北海道吸収よりも小さいので海の印象が強いかもしれません。しかし、四国のへそあたりに行くと山に囲まれた場所があり、四国を北に東に流れる吉野川の流域には平家落人伝説があり、日本三大秘境のひとつとされる、祖谷地方があります。今回は大歩危駅で降りて大歩危峡を眺めた後、かずら橋で有名な祖谷を歩いてみました。
目次
大歩危と祖谷渓の魅力1. 大歩危峡
大歩危と祖谷渓の魅力2. 大歩危の妖怪
大歩危と祖谷渓の魅力1. 大歩危峡
大歩危(おおぼけ)は、四国の中心部を流れる吉野川にある渓谷です。大歩危の北側には小歩危とよばれる渓谷地帯があり、大歩危・小歩危というセットで紹介されるエリアです。国の天然記念物、名勝に指定されています。
大歩危駅には特急列車も止まるのでアクセスしやすいです。それに対して小歩危駅は普通列車しか止まりませんが、鉄道の車窓からは小歩危付近の渓谷の様子がじっくりと眺められます。
大歩危駅から大歩危橋を渡ると大歩危の渓谷を見渡すことができます。大歩危峡の道沿いに北方向に歩いていくと道の駅となっている「ラピス大歩危」などの施設が並んでいます。
歩くと少し距離があったので、時間の都合でそこまではいけませんでしたが、道の駅の先にある施設大歩危峡まんなかでは、120年以上の歴史ある大歩危遊覧船が年中無休で随時運航しており往復30分で間近に渓谷の様子が堪能できます。
大歩危と祖谷渓の魅力2. 大歩危の妖怪
大歩危峡を並行して続いている国道32号線沿いを歩いていくと、不思議な像をいくつも見かけます。大歩危には妖怪の伝説があり、写真にあるような妖怪が像で現されたり、説明版で紹介されたりしています。
大歩危の妖怪については道の駅にある「ラピス大歩危」で詳しく紹介されていて、妖怪に関するミュージアムも併設しています。大歩危の由来には歩危(ぼけ)と呼ばれる渓流の断崖を意味する古語が該当しているそうですが、大股で歩くと危険という説もあります。
また子どもが崖から転落しないように妖怪がいることを言い聞かせたという説から150もの妖怪がいる場所として観光名称となりました。さらにゲゲゲの鬼太郎でも登場するこなきじじい発祥の地ともいわれています。