2016年は、伊勢志摩サミット開催で各国の首脳が日本を訪れたり、オバマ大統領が広島を訪問したりといった外交イベントが目白押しだ。世界の注目が日本に集まるこうした機会について、グローバルなビジネスに関わるビジネスパーソンはぜひとも意識しておきたい。
たとえ仕事で海外と関わりがなくても、訪日外国人旅行者数が昨2015年で約1974万人にも達した現状を見れば、「グローバル」「外国」との関わりは他人事ではない。
今回は、英語をいつかは身につけたいと思っているビジネスパーソンのために、Android(Google Play)、iPhone(iOS)の無料アプリを5つ紹介しよう。
「Google Translate」——単語力をつけたい方に 気軽に使える定番翻訳アプリ
Googleの多言語翻訳Webサービスのアプリ版。画面キーボードからの入力だけでなく、iPhoneのカメラで写したものを翻訳もしてくれるし、音声による入力も可能だ。英語から日本語への翻訳だけでなく、103カ国語の中からから翻訳したい言語を選べる。
語学取得の決め手は、なんといっても単語から。まずはこのアプリを使って、身の回りにある日本語を次々と英語にしてみることをおすすめする。
「早打ち英文法」——ゲームで身につける英文法アプリ
風船割りゲームを楽しみながら、中学・高校の英文法を勉強できるアプリ。
英単語に自信がついたら次は英文法。「be動詞」や「命令形」など、カテゴリー別に細かく分かれているので、電車移動などちょっとしたスキマ時間に手軽にチャレンジできて役に立つ。
操作が非常に簡単で、ゲームのルールなどわざわざ確認しなくともいきなり始められる。英文法に苦手意識を持つ方にもオススメだ。
「Polyglots」——英語記事でリーディングを特訓 有料版なら洋楽の歌詞やコミックも読めるアプリ
英語のネット記事を題材に英語のリーディング力を鍛えるアプリだ。取り上げている記事の内容は、海外情勢、国内政治からテクノロジー関連にいたるまで種類豊富に用意されている。
といってもただ漫然と記事を並べているだけでなく、数々のカテゴリーに分かれている。たとえば、「読んだ記事」、「日本語訳のある記事」、「リスニングもできる記事」、「読了後に理解度チェックのある記事」など目的と好みに応じて記事を選べる。
通常のニュースに飽きたら、洋楽の歌詞を表示して勉強することも可能だ。
そのほかに、TOEICの勉強法を漫画で学習したり、ちょっと眺めの英語の読み物をじっくり読み込んだりできる(こちらは有料)。
社会人としては、世界の動きぐらいは頭に入れておきたいものだ。しかも日本語に翻訳された記事ではなく、できれば原文を直接理解できる英語力が欲しいところ。そう考えているビジネスマンの諸君にはぴったりのアプリではないだろうか。
「TED Books」——動画とスクリプトで名スピーチを堪能、ビジネスプレゼンのお手本にできるアプリ
TEDとは、毎年大規模な講演会を開催する非営利団体。ここで紹介する「TED Books」は、このTEDが開催する講演会「TED Conference」の動画とスクリプト(英語原稿とその日本語訳)を確認しながら、リスニング力をアップさせることのできるアプリだ。
取り上げられるトピックは多岐に渡っており、これまでビル・ゲイツやビル・クリントン両氏などの名人たちが講演を行っていることでも有名である。こうした内容を英語で理解しようと努力する過程で、自然と高度なレベルの英語が身につくというわけだ。
このTEDのよいところは、単に英語の学習教材としてだけでなく、プレゼンテーションのお手本としても活用できるところだろう。
動画でスピーカーの表情やボディーランゲージを見ながら、世界で通用するプレゼンの手法をじっくり学んでみるのもいいのではないか。
「絶対話せる!英会話」——英語に関する知識が満載、ウェブ版もあるアプリ
アメリカ在住のゆいたさん(女性)が、自身の経験をもとに「一人でも多くの日本人に英語をマスターしてもらいたい」との願いを込めて書いている同名ブログのアプリ版だ。
アメリカ生活の中でよく聞く英語表現やフレーズ、日本人よくある間違い、日米の文化の違い、英語を使う上で必要な文法事項などが、分かりやすくまとめられている。
Webサイトではさらに詳しい解説や自身の英語学習歴などを知ることができる。またネイティブの発音を確認したり、メルマガに登録して、定期的に読んだりすることで英語をもっと身近なものにできる。アプリが気に入ったら、Webサイトをチェックしてみるとよいだろう。
Android、iPhoneで使える英語学習アプリを5つ紹介したが、自分に合いそうなものは見つかっただろうか。自分の気持ちが盛り上がっているうちが、もっとも効率が良くて効果も上がる時。英語という武器を手に入れれば、ビジネスパーソンとしての市場価値は間違いなく高まるはずだ。
文・ZUU online編集部
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