④日本の事件
さて、ここまで海外の事件を取り上げましたが、日本国内も安全地帯とは言えません。2005年に、日本語対応カジノ「ココカジノ」がリニューアルの名目でユーザーのログインをできなくしたところから始まりました。サイトは結局そのまま閉鎖となり、ユーザーはアカウントの残金や勝利金を取り戻すことができないままとなりました。
さらに2009年に起こった「お台場カジノ」事件もあります。こちらは2006年より日本語で使えるオンラインカジノとして人気を博していました。ところが、2009年末にはシステム障害との名目で不払いを起こし、そのままサイトが閉鎖となって、夜逃げ状態になりました。こちらのユーザーは、結局入金していた金額を取り戻すことはできずに、泣き寝入り状態だったようです。
この頃は、日本におけるオンラインカジノやオンラインブックメーカーの市場も現在ほど成熟してはおらず、グレーどころか完全に黒というサイトも多く乱立していました。現在ではブックメーカーやオンラインカジノの運営を巡っては、海外諸地域のライセンスを取得することが必須となり、それがある程度質や安全性の担保となっています。
セキュリティ技術も発達し、オンラインペイメントをめぐる状況は徐々にユーザーが安心して使えるよう変わってきてはいるものの、信頼性をめぐる問題は、オンラインカジノやブックメーカーだけではなく、デジタルスペースでの大きな課題として今後もしばらく存在し続けそうです。
提供元・TOCANA
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