原付免許の取得費用と条件

取得するための条件
原付免許は以下の条件を満たしていれば取得できます。
- 年齢が16歳以上
- 90db(デシベル)の音を10m離れていても聞き取れる
- 色の判断(赤・青・黄の区別)ができる
- 身体機能障害がない
- 必要視力は両眼で0.5以上(メガネなど着用OK)
- 片眼が見えない場合、他眼の視野が左右150度以上で視力0.5以上
視力の項目に関しては、眼鏡やコンタクトといった視力補正器具の着用が認められています。そのため、裸眼での視力が悪くても取得することができます。
原付免許の取得費用
原付免許の取得にかかる費用は合計8,050円で、内訳は下記表のとおりです。
受験料 | 1,500円 |
---|---|
交付手数料 | 2,050円 |
原付技能講習受講料 | 4,500円 |
合計 | 8,050円 |
原付免許の学科試験は難しい?合格率は50%⁉

原付免許の試験は簡単だと思われがちですが、実際の合格率は50%程度。2人に1人の割合で落ちる人がいるということになります。これは試験問題が難しいわけではなく、原付による事故が増加したことで合格基準が厳しくなったことが原因のようです
また、「原付の免許試験は簡単」という意識が強いことから、ろくに勉強をしないまま試験に臨む人が多いことも理由のひとつだと言われています。
原付免許の学科試験問題の内容
原付免許の試験は以下のルールで行われています。運転免許に限らず、他の資格試験や学校でのテストと似た形式となっているほか、交通ルールやマナーを勉強して習得していればより合格しやすくなるでしょう。
- 制限時間:30分
- 「〇×」方式の2択
- マークシートによる解答形式
- 文章問題46問+イラスト問題2問の合計48問
- 採点基準:文章問題1問正解=1点、イラスト問題1問正解=2点
- 合計で「45点以上」獲得すると学科試験合格
学科試験を受ける前に、市販の問題集やインターネットにて無料で配布されている、あるいは有料で販売されているスマートフォン用アプリを使って勉強するのが合格につながるポイントとなります。通学・通勤の空き時間などを生かして、学科試験を難なく突破できるようにしましょう。
試験の制限時間は30分!効率的な回答を
試験問題を解答するために与えられる時間は30分間です。この時間内に48問を解かなければならず、時間を有効に使うことが重要になります。
分からない問題でつまずいて時間をかけてしまうと、その後の分かる問題に使う時間が少なくなります。問題を最後まで読み、分からないと思ったら飛ばして次の問題に進む事が何よりのコツといえるでしょう。一通りの問題を解き終わった後で、飛ばした問題に戻ったほうが有効に時間を使えます。
難しく感じる問題は記述されている状況を思い浮かべ、安全であるかどうかを考えれば分かりやすいので、時間が迫っていることを焦らずに「落ち着いて考える」ことを心がけてください。
試験内容は一般常識の範囲!ノー勉では難しい
出題内容は、原付に乗る際のマナーに関することや道路標識についてといった一般常識的なものなのですが、無勉強で合格できる内容ではありません。しかし、対策をきちんとしておけば受かる確率の方が高いです。
学科試験の問題集を選ぶ時は、問題パターンが多いものがベスト。ひっかけ問題の考え方も載っていると理想です。
いきなり参考書に書込むのではなく、別の紙を用意して参考書は繰り返し使えるようにすると効果的です。答え合せと同時に解答欄の解説部分も読み、なぜその答えになるのかを理解しましょう。
自信がついたら問題集に直接書込みながら解答し、当日に向けてラストスパートをかけてください。
