魚を美味しく食べる
釣った魚をリリースする方も多いと思うが、著者は断然キャッチ&イート派。著者が実行している美味しく食べるための作業を紹介しよう。
スカリで生かす
釣った魚は帰、宅直前までスカリやバッカンで生かしておく。渓魚の場合は脳天にデコピンをすれば活け〆完了となるので、そのままビクに放り込んでいる。
活〆と血抜き
生きた魚をクーラーに直接放り込むのは、鮮度の面を考えるとNGだ。例え小鯵であっても、ナイフでエラブタの上を刺し、海水氷に放り込んで氷〆するだけで、帰宅後の鮮度が驚くほど違う。また、氷が魚に直接触れると氷やけを起こしてしまうので、著者は魚をジップタイプの袋に入れている。肝を美味しくいただきたいカワハギを〆る場合は、肝に血が回らないように細心の注意を払いたい。
帰宅後すぐにさばく
餌が胃袋に残っていると、そこから魚の身全体に匂いが移ってしまう。鱗・エラと共に、ハラワタはすぐに取り去ろう。その後水分をしっかりふき取って腹にペーパーを詰め、食べるまではラップでくるんで冷蔵庫に入れておこう。後は新鮮なうちに頂くことが何より大切だ。
料理レパートリーは豊富に
例えば著者の好きなアマゴであれば、塩焼き、ムニエル、天ぷら、から揚げ、南蛮漬け、チャンチャン焼きなど。カワハギであれば肝和えや握り等生食の他、煮付け、天ぷら、から揚げ、酒蒸し、カワハギ鍋、アラの味噌汁、干物と、実に様々な料理に合う。1魚種につき3~4種程度のレシピを保有しておけば、家族も飽きることが無いだろう。TSURINEWSに掲載されているレシピ記事も、是非参考にしてみてほしい。
仕掛けを自作する
サビキ仕掛けのように針数が多いものは市販品でも良いが、時間が許すのであれば極力仕掛けを自作したい。その理由を見ていこう。
喜びが違う
市販品は、メーカーが創意工夫を凝らしたうえで販売しているので、釣れるのはある意味当たり前。自分で手間暇をかけて仕掛けを自作すると、魚が釣れた時の喜びは格別のはずだ。
釣りのウデが上がる
慣れてくれば、その時々・状況に合わせた仕掛けを作ることが出来るし、世界に一つだけのオリジナル仕掛けを作ることもできる。これにより人より釣果を上げられれば、いよいよ名手の仲間入りと言えるだろう。
コスパ良し
例えばカワハギの胴突き仕掛け(市販品)を購入した場合、2~3セット入って300円~700円程度が一般的。一方自作すれば、針・ライン・サルカン・ビーズ等の材料費で済むので、1セット50円以下で作ることが出来る。また、サルカン・ビーズ・仕掛け巻は再利用が出来るので、釣行後に回収しておこう。