公開9日で112万人動員を記録した、大ヒット上映中の映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」。今作に登場するラクス・クラインの誕生日を記念して、誕生日前日の2月4日に生誕記念舞台挨拶が実施されました。
イベントにはラクス・クライン役の田中理恵さんなどが登壇。さらにサプライズで監督の福田己津央さんもお祝いに駆けつけました。
1月26日に公開された映画「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」は興行収入18億円を突破。2月5日に誕生日を迎えるラクス・クラインをお祝いする「ラクス・クライン生誕記念舞台挨拶」が新宿ピカデリーで開催されました。
田中理恵さんや福田己津央さんの他、キラ・ヤマト役の保志総一朗さんやオルフェ・ラム・タオ役の下野紘さんも登場。
舞台挨拶で田中さんが「ラクス・クライン役の田中理恵です」と挨拶すると、会場からは「ラクス、誕生日おめでとう~!」という声が飛びかいます。
下野さんが「今日はラクスを奪い合う構図ですかね」と保志さんに振ると、「まぁまぁ今日は平和に行きましょう、次こういう機会があったら殴り合いの喧嘩ですね」と返す場面も。
田中さんは今作のテーマ「愛」の象徴ともいえるセリフ「必要だから愛するのではありません、愛しているから、必要なのです」について言及。「このセリフは自らがこういう風に言われたら、『ぐっとくるな』というセリフだったので、それを泣きながらどうやってオルフェに伝えようか頑張りました」とアフレコ時を振り返ります。
下野さんは劇中でラクスから拒絶されるオルフェについて「彼の中では相当ショックだったと思います」と前置きしつつも、「ちょっとオルフェ、お前やりすぎ!」と自身のキャラにツッコミ。
すかさず田中さんも「私もすごいびっくりしました!オルフェ、触っていましたよね?」とコメント。
下野さんは「触ってないです!」と否定すると、再び保志さんに「ただ『SEED』自体が結構そういうシーンありますからね?」と振ります。
すると保志さんは「何の話を蒸し返そうとしているのかな。 『SEED FREEDOM』の話をしてください」と返し、会場は笑いに包まれていました。
今回のイベントではサプライズで田中さんに監督の福田さんから「理恵ちゃん。ガンダムSEED放映から20年以上ラクス・クラインを演じてくれて、ありがとう」という感謝の手紙が届き、司会が代読。
福田さんは手紙で「理恵ちゃんの熱意と才能によって、ラクスが生き生きと画面の中で動き、ファンの共感を呼び起こしてくれた」と称賛。
ラクスとしての初めてのアフレコは、メインキャストの中では後発で参加する形となった田中さん。「現場に早く溶け込もうと、必死に頑張っている理恵ちゃんの姿が今も思い出されます」と20年前を振り返ります。
この20年は出会いと別れの連続で、「私たちは愛しい人を失い涙しました。出会いと別れは私たちの人生の旅路の一部であり、その重みが私たちを成長させてくれました」と福田さん。
最後に司会が「たとえガンダムSEEDが終わったとしても、私たちの物語はこれからも進んでいきます。ガンダムSEEDの中でラクスはあなたのおかげで魅力的で記憶に残る存在になりました。その貢献に心から感謝します」と読み上げると、田中さんの目には涙が。
会場が感動に包まれる中、福田さんが登場し、田中さんと下野さんに花束を贈呈。
田中さんは「感動しすぎて、涙腺が崩壊してしまいました。アフレコのときの両澤さんとのことも想いましたし、だからこそ悔いが残らないようにしっかりやろうと思って臨みました」と感謝の想いを伝えていました。
最後に田中さんは「これからも『ガンダムSEEDシリーズ』、『FREEDOM』をよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」とファンに向けメッセージを送っていました。
(c)創通・サンライズ
情報提供:バンダイナムコフィルムワークス、松竹
提供元・おたくま経済新聞
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