「ほぅ、錦糸たまごバラバラ事件とは奇怪な」と、まるで名探偵のような表情で写真に写っているのは、アメリカンショートヘアの玉三郎ちゃん。

 犯人を捜索する気まんまんに見えますが、実は錦糸たまごをバラバラにした犯人、いや犯猫。やはり飼い主さんの目は誤魔化しきれなかったようです。

 この日はちらし寿司にしようと錦糸たまごを作って、お皿の上にひとまとめにして置いていたそう。そして野菜を取りに行った飼い主さんの少しの隙をついて、玉三郎ちゃんは犯行におよびます。キッチンに戻ってくると、錦糸たまごはシンクやコンロなどに散らばっていたのでした……。

 写真の玉三郎ちゃんが手をペロッとなめているのは、もしかしたら「やってやったにゃん」と思っていたのかもしれません。そう思い始めると、最初は名探偵のように見えた顔も、だんだんいたずら好きの犯猫の顔に見えてきます。

名探偵になりきれなかった猫 錦糸たまごバラバラ事件の真相
(画像=『おたくま経済新聞』より 引用)

 ちなみに玉三郎ちゃんは現在14歳(2月で15歳)。飼い主さんの話では、シンクの排水口のゴミ取りネットを引っ張り出して爪研ぎ代わりに遊んだりすることは多々あったものの、食べ物で遊んだことは今まで無かったそうです。

 たまご焼きなどにも興味を示したことは一度も無く、なぜ今回は錦糸たまごをバラバラにしたのか、飼い主さんにも動機が分からないのだとか。そう考えると、今回の事件はたしかに奇怪で、謎が深まりますね。

 錦糸たまごが散らばっているキッチンを見た瞬間、飼い主さんは「まだまだ元気な遊びざかりかな?よきよき」と顔をほころばせたといいます。どうやら今回は飼い主さんの温情により、玉三郎ちゃんは無事に釈放されて一件落着したようです。

<記事化協力>
ミヤオさん(@mel13818164)

(佐藤圭亮)

提供元・おたくま経済新聞

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