健康管理アプリやWebサービスは数多くあり、インストールしたり会員登録したりして使う人も少なくないが、続かない人も多いようだ。その理由として入力の面倒さや選べる項目の少なさなどが挙げられる。
常に持ち歩いているスマホほど健康管理に最適のツールはない。ところが健康管理アプリをインストールしても、使い方が面倒だったり求める十分な機能がなかったりして、三日坊主で終わる人も多いようだ。
あすけん 操作性に優れた食事内容記録サービス
「あすけん」は、食事内容を記録すると管理栄養士からのアドバイスを受けられる無料のサービスだ。iPhoneからは専用アプリを通して、Android、PC、フィーチャーフォン(ガラケー)からは、「あすけん」のサイトにログインして利用することになる。
登録後まず行うのは「目標設定」。現在の体重と目標体重を入力すると、目標達成の目安となる時期と摂取カロリーの目安、献立イメージへのリンクなどが示される。以後、ユーザーは毎日の食事を記録することになるが、そのときに選べる項目(食事内容)の豊富さが「あすけん」の魅力となっている。市販食品についても商品名から選択できるようになっており大変便利だ。
食事記録欄の「アドバイスを見る」ボタンを押すと、独自のアルゴリズムによって選ばれたアドバイスが示され、栄養分の過不足についてグラフで確認できる。その内容はダイアリー(日記)にすることもでき、モチベーションの維持など健康管理意識を高める上で役立てられる。
また運動記録の機能もあり、摂取カロリーと消費カロリーを併せて管理できる。
操作画面が整理され直感的に使えるという点も長く続けられるであろう理由だ。
Health Planet タニタの体重計と連携してデータ自動入力
「Health Planet」は、体重計で有名なタニタが提供する無料の健康管理サービス。iphone、Android対応のアプリはタニタが販売するBluetooth搭載の体重計(体組成計)や歩数計、活動量計とデータ連携。体重計に乗るだけで、体重や体脂肪率、筋肉量、基礎代謝などの項目がアプリへ転送されるため、入力の手間がなく三日坊主タイプの人でも健康管理を継続しやすくなっている。
測定されたデータは、健康管理サービスを提供するいくつかのサイトと連携するほか、モチベーションを高める目的で自分のTwitterやブログへ自動的に公開することもできる。
タニタの対応機器をすでに持っているなら、迷わずインストールすべき健康管理アプリだといえそうだ。それ以外の人も、長い目で健康を考えるなら、アプリ導入に併せて体重計を購入しても、決して高い買い物とはならないだろう。
iPhoneヘルスケア せっかくだから活用したいプリインストールアプリ
iphone(iOS8以降)にプリインストールされている「ヘルスケア」は、ユーザーの活動データを収集し、「歩数」「上った階段の数」(iPhone6以降)「ウォーキングとランニングの距離」などを表示してくれるアプリ。
アプリを立ち上げると最初に表示されるのが「ダッシュボードが空です」という画面。このダッシュボードにグラフなどを表示するには、ユーザーによる初期設定が必要で、ダッシュボード画面下部の「健康データ」をタップして、一覧の中から項目を選んでいく。たとえば、「歩数」を表示したければ、「健康データ」→「フィットネス」→「歩数」と進み、「ダッシュボードに表示」をオンにすればよい。
「ヘルスケア」はほかのアプリともデータ連携可能だ。たとえば、摂取カロリーと消費カロリーを管理する「MyFitnessPal」との間では、摂取した栄養素のデータのやり取りが可能。また、寝ているときに枕もとのシーツの下にiPhoneを置いておくと睡眠の状態を分析できる「Sleep Meister」というアプリとも、「ヘルスケア」との間でデータ連携が可能となっている。
そのほか、ダイエット支援アプリ「Noomコーチ」、NTTドコ モ<9437> と連携してサービスを展開しているフィットネスアプリ「Runtastic」、心拍計モニター・活動量計のデータ管理アプリ「Polar Flow」、ウォーキングアプリ「ALKOO」などのアプリとのデータ連携が可能だ。
また、Nikeの活動量計と連動する「Nike+ Fuel」とのデータ連携も。iPhone 5s以降の機種では「Nike+ Fuel」対応の活動量計がなくても、iphoneそのものが活動量計として「Nike+ Fuel」にデータを提供する。
なお有料だが「Tnit」というアプリを導入すると、先に紹介した「Health Planet」に対応するタニタの体重計のデータを「ヘルスケア」へデータ連携させることも可能なので、「ヘルスケア」で一元的に健康管理したい人は、そのやり方を検討してみてもいいだろう。
以上、この記事で紹介したアプリは、導入時には多少の手間が必要かもしれないが、いったん設定をして操作に慣れてくれば比較的容易に健康管理ができるはず。
今度こそ“三日坊主”を克服して、健康な生活を実現しよう!
文・ZUU online編集部
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