ロックダウンには死者を減らす効果はない
ロックダウンしなければもっとたくさん死者が出たはずという狂信者もいますが、ファクターXの件もあるのでアジアでロックダウンした国とそうでない国の人口100万人あたりの死者です。医療レベルがそこそこ低くない国を選びます
【ロックダウンした国】
マレーシア 1074
香港 1226
シンガポール 225
タイ 412
ベトナム 435
インド(参考) 373
フィリピン(参考) 538
【ロックダウンしなかった国】
日本 236
韓国 449
結果としてロックダウンすると死者は減りますか? w
つまり現状として、「ロックダウンは蔓延してからでは感染者の総数は減らないし、死者の数も変わらない」「感染初期にロックダウンして自然感染を抑えるといずれたくさんの死者を出す可能性がある」ということになります。
医者や政治家にお願い
根拠もなく「ロックダウンしないと感染は収束しない」と煽られたので、大衆の多くはそう刷り込まれました。政治家も例外ではなく、総裁選では高市、河野、岸田の3候補とも「コロナが蔓延したら直ちに強い規制ができる法改正をする」と言いました。強い規制をしたから収束したり、死者が減るファクトはこのように全くありません。
医者は治療の専門家ではあり、疾病を持ち込ませない専門家ではありますが、いったん広がった感染を収束させるノウハウはゼロで、しかも統計も読めなければそれによって引き起こされる社会の損害も理解できない。それに判断を丸投げして責任回避をする政治家も政治家だし、高齢者の不安を煽って支持を得ようとする政治家や首長は全く科学的な知見がない人たちでした。
どうかもう少しは統計をみて、きちんとした対応ができるようにお願いします。東京の第6波は発症日ベースで1月末にピークアウトし、わたしはそれをブログで予測していました。
結局、東京のピークは1/25~27前後。こんなん陽性率の上昇スピードをみていて止まってきたらとろとろピークって誰にでも分かることを専門家は誰もみていない。分科会には医療の上下関係に縛られない統計や分析の専門家を入れた方が良いと思います。
文・永江 一石/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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