果たしてこの健康状態で激務である防衛大臣が務まるのでしょうか。しかも現在はウクライナの問題で難しい判断を次々としないといけない。有事になれば尚更です。
岸さんが交代できないのは自民党の思惑もあるのでしょう。岸田内閣は安倍晋三に忖度して実弟である岸さんを更迭できないのでしょう。であれば、国防より党利党略ということになります。
それは自民党政権が安全保障を真面目に考えていないからでしょう。大臣なんてお飾りだから誰がなっても同じ、病人でも大丈夫。何ならいなくてもOK、でも政治家のポストとしては美味しいから必要、その程度なのでしょう。
かつては防衛庁長官のポストは環境庁長官と並んで最軽量大臣ポストで、「大臣量産」のため半年ごとに交代していました。
いまだに自民党はその気分が抜けないのでしょう。こういう政党が政権を担い、借金で軍拡して国を危うくしているのが現状です。
文・清谷 信一/提供元・アゴラ 言論プラットフォーム
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