国立感染症研究所によれば、今年7月までの全国の超過死亡数(平年のトレンドと比べた死者の増加)は6352人~3万4483人だった。幅が広すぎてわかりにくいが、平均すると約2万人。平年に比べて過少死亡だった昨年に比べて、大きく増えている。
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(画像=図1 全国の超過死亡数、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)
超過死亡の原因のほとんどは感染症だが、コロナ死者は1万1525人。残る8500人はコロナ以外の死者である。感染研によれば「医療の逼迫が影響した可能性がある」という。地域別にみると、目立つのは4~6月の大阪府で最大25%も超過死亡数が出たことだ。確かにこれは医療資源の調整ができなかった失敗が原因だろう。
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(画像=図2 大阪府の超過死亡数、『アゴラ 言論プラットフォーム』より引用)