福森晃斗

  • 所属元:北海道コンサドーレ札幌
  • 期限付き移籍先:横浜FC

フリーキックの名手DF福森晃斗は、横浜FCへ期限付き移籍することが決定。1年でのJ1復帰を目指すチームで、その正確なキックがどのように活かされるのか注目が集まる。2023シーズンは北海道コンサドーレ札幌で29試合に出場し、最終ラインや中盤の底を務めていた。残念ながら昨年はリーグ戦でゴールを奪えなかったが、それまでは札幌に移籍後8シーズン得点でもチームに貢献している。

特に左足での直接フリーキックは威力十分。移籍先の横浜FCには、日本を代表するフリーキックの名手でもあった中村俊輔氏がコーチとして在籍している。中村コーチ指導のもと福森にもさらなる成長が見込めるだけに、環境面から見ても活躍が期待される存在となるだろう。


DF蓮川壮大 写真:Getty Images

蓮川壮大

  • 所属元:FC東京
  • 期限付き移籍先:清水エスパルス

2023年はJ2のヴァンフォーレ甲府で守備の要として活躍したDF蓮川壮大。2024シーズンは同じくJ2の清水エスパルスでプレーすることが決まった。清水は今冬、2023シーズンのJ2ベストイレブンにも選ばれたDF鈴木義宜がJ1京都サンガへ移籍したため、身体を張ってリーグで2番目に少ない失点数を誇った強固な守備の中核を失った。そんな環境への加入ということもあり、蓮川に懸かる期待は自ずと大きなものとなるに違いない。

甲府では、リーグ戦はもちろんAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台でも経験を積んできた。比較対象が昨年清水のキャプテンでもあった鈴木という環境下で、自身の力を証明できるのかが注目される。既存の戦力に加え、サンフレッチェ広島から期限付きで清水へ加入したDF住吉ジェラニレショーンらとともに、早い段階で守備陣の再構築を図れるか。蓮川のさらなる成長と活躍が、チームのJ1復帰を左右するカギと言っても過言ではない。


DF岡庭愁人 写真:Getty Images

岡庭愁人

  • 所属元:FC東京
  • 期限付き移籍先:ジェフユナイテッド市原・千葉

2022シーズン途中より大宮アルディージャでJ2を経験しているDF岡庭愁人。昨年は42試合すべてに出場した大宮不動の右サイドバックは、今冬よりジェフユナイテッド市原・千葉へ期限付き移籍することが決まっている。正確なクロスが大きな魅力であり、2023シーズンはチームトップタイとなる4アシストをマーク。

移籍先である千葉でも、最前線にFW小森飛絢やFW呉屋大翔など新加入選手も含めクロスのターゲットして優秀な選手が揃う。まずはチーム内で定位置を掴まなければならないが、活躍できる土壌はすでにあると言えるだろう。2023シーズンは6年ぶりにプレーオフへ進出し、J1復帰へ肉迫した千葉。次こそJ1を目指すチームにおいて、岡庭が昇格へ導く存在となれるか注目だ。

MF中村亮太朗 写真:Getty Images