今後の展望

この海域の今後だが、まずこの日不発だったヒラスズキは年明けからが本番。前述の通り、産卵に絡むランカーサイズが狙える。ヒラスズキファンのアングラーはもちろん、中井船長自身も時間を見て狙っていくとのことなので、ぜひ釣況を見守りたい。

ボートルアー釣行で良型ハタ類が連発【三重・エヌテックマリン】スイミングに好反応極小のエソには苦笑い(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

そしてロックは今後収束に向かっていくが、今の20度近い水温を見る限り、まだまだ楽しめそうな予感。この高水温の影響でアオリイカも元気いっぱい。ティップランで2kg近い大型も出ており、このまま春イカシーズンまで突っ走るんじゃないか……という話も。

ボートルアー釣行で良型ハタ類が連発【三重・エヌテックマリン】スイミングに好反応良型は無理に抜かずネットを使う(提供:週刊つりニュース中部版 編集部)

さらに半夜の乗合便ではツツイカを狙うメタルスッテも開幕する。現在は大型のスルメイカが多いようだが、アカイカ(ケンサキイカ)、スルメイカ、ヤリイカのツツイカ3種盛りが楽しめる。ただやはりここも水温の関係で、近年ヤリイカがかなり少なくなっている。だがその分アカイカ、スルメイカは毎年のように釣れ盛っており、年明けからが楽しみだ。

といった感じで冬でも楽しみ満載の尾鷲湾、ぜひこの冬に釣行していただきたい。

<週刊つりニュース中部版 編集部/TSURINEWS編>