世界中にはたくさんの「富豪」と呼ばれる成功者たちが存在している。彼・彼女らに「どうやったら自分も成功できるのか?」と直接聞くことができれば、誰しもが「富豪」「お金持ち」になれる(かもしれない)。しかし現実ではそんなことはほぼ不可能に近い。
それでは富豪たち、お金を稼いでいる人たちの軌跡が記されている「本」を読むことによって、彼らの頭の中をのぞいてみてはどうだろうか? きっとあなたが求める答えやヒントが散りばめられているはずである。
今回書籍を6冊紹介する。あなたの直感でピンとくる本から触れてみてはどうだろうか?
『世界の大富豪2000人がこっそり教えてくれたこと』
日本でのジェットエンジン開発技術の経験と知識を用いて、様々なジャンルの分野にも応用するために世界中を飛び回った「トミー野中」氏による代表著書だ。
彼が世界中で活躍する中で出会った多数の大富豪やセレブリティたちの中でも、世界中にたった3%しかいないとされているお金にも、健康にも時間にも人にも恵まれた「本当に幸せな成功者たち」から学んだことを記されている。
毎日クタクタになるまで社会で奮闘しているあなたに、シンプルではあるものの、最高に充実した人生を送る「本当に幸せな成功者たち」のみぞ知る秘密を手にすることができるだろう。
(トニー野中著/三笠書房 王様文庫/648円)
『100億円稼ぐ人の思考法』
借金1000万円から、100億円もの大金を稼いだ女性の存在をあなたは知っているだろうか?
経営のイロハを何も知らずにエステティックサロンを始めた彼女。当然のことながら、そのサロンの経営はあっという間に立ち行かなくなってしまう。手元に残っているものは何もなく、あるものは1000万円という途方に暮れてしまうような大きな借金のみ。
しかし、ある「運命の言葉」との出会いをきっかけに業界初の「ゲルマニウム美顔ローラー」を開発。大ヒット商品となり、累計100万本、100億円もの大金を稼ぎ上げる。
そんな彼女にとっての「運命の言葉」とは何か?キーワードは「脳を喜ばせる」ということのみ。もっと深く彼女のことを知り、あなただけの「100億円物語」を始めてみようではないか?
(稲積サナエ著/あさ出版/1470円)
『トップ1%の人だけが知っている「お金の真実」』
毎日の生活に追われ、自分のお金の将来など「ゆっくり考えている時間などない!」という人も少なくないのではないだろうか?
がしかし、限られた生涯賃金、負担の大きい重税、果てしなく進むインフレなどなど…働けど働けど報われることのない、ガマンだらけの時代が確実に近づいていている事実をあなたは感じているだろうか?
これはおそらく避けられない将来の姿である。だからこそ、今すぐに「お金に働いてもらう」ことを始めようではないか。これから先「老後は国が何とかしてくれる」などとの神話は通用しない。ただ待っているのは「老後貧乏」。これに尽きる。
では、どうすればいいのか?生身の人間が自分の時間を使って稼ぐことのできるお金には限界がある。だからこそ「お金に働いてもらう」必要があるのだ。これを実行することができれば、老後の心配のみならず、自分の人生のクオリティーを上げることもできるのだ。
本書では、ある2人のお金のカリスマが、人に聞きにくい「お金の真実」について語っている。特に前半はしっかりと目を通してほしい。今生きている現実が、とても複雑で厳しいものであるということをよく理解していただきたい。
確実に近づいてきている未来に対して、直ちに立ち上がろうではないか。
(俣野成敏、中村将人著/日本経済新聞出版社/1404円)
『ユダヤ人大富豪の教え 幸せな金持ちになる17の秘訣』
あなたは「偉大な人のもとに弟子入りし、濃密なレッスンを受けることができれば、人生は今とは劇的に変化するはずだ」と考えたことはないであろうか?
実際のところ、そのような環境に巡り合える人などほんの一握りだ。そんなことで悩んでいる人には、ぜひ本書を手に取って頂きたい。きっと、あなたの人生において成功するための師匠ともなる、ヒントに出会えるはずだ。
(本田健著/大和書房だいわ文庫/700円)
『「世界の大富豪」成功の法則—彼らが大金持ちになるには「理由」があった! 』
「世界の大富豪」と言えば、ITの王者ビル・ゲイツ、メキシコの通信王カルロス・スリム、投資の神様ウォーレン・バフェットを始めとして、その他伝説の大富豪・ロイヤルファミリー・IT成金など上げだしたらキリが無いほどたくさんの大富豪が存在している。
彼らが財を成した畑はそれぞれ違えど、それぞれのものに対する物事のとらえ方・直感力・独創性・決断力・観察力などに共通する「成功の方程式」が存在していた。
億万長者になりたいのならば、まずはこの「成功の方程式」を知ることから始まる。
(城島明彦著/プレジデント社/1512円)
『大富豪が実践しているお金の哲学』
「家計簿をつけてお金を増やそう」と考えて食費を削る。朝食を抜き、ランチをカップラーメンに。夜は自炊……。たしかにそれで毎月いくらかは節約できる。
しかし著者によれば、大富豪になるような人はこういうアプローチをとらない。添加物満載のランチで健康を切り売りしてお金を貯めるのではなく、定食屋でバランスのとれたランチをしっかり食べ、心身ともに健康体を維持し、仕事の集中力を高めて早く収入を上げるというのだ。
こうした考え方や行動について、「一般人なら……」「小金持ちなら……」「大富豪なら……」と比較しながら話が進められる。
著者は現在、起業しているが、前職の野村證券で数々の営業記録を樹立し、最年少で本社の超富裕層向けプライベートバンク部門に異動。多くの大富豪たちの考え方に触れた経験を持っている。
大富豪のお金の哲学、習慣は、お金がないときに実践することで最大の効果を発揮するという著者は、「自分は大富豪でもないし、大富豪になることも考えていない」と思っている人こそ、財布を開くたびに「このお金は自分にとってどのようなリターンを生み出すのか」という発想を身につける必要があると説いている。
(冨田和成著/クロスメディア・パブリッシング/1382円)
いかがであったろうか?
あなたの心をかき立てる本はあっただろうか? 成功者たちの軌跡を知ることによって、誰しもが明るい将来へのスタートラインに立てるのだ。ぜひ彼らの共通点を時間を作って見つけていただきたい。
文・ZUU online編集部
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