【拝啓、徳島より・17】コロナ禍がやっと落ち着き、どこにも行けなかった日々の反動か、世間の旅行熱は急激に高まっています。海に山に囲まれた四国・徳島への旅を検討している方もいるかもしれませんが、ぜひおすすめしたいのがフェリー旅です。東京ー徳島間を14時間で結ぶ船旅は、移動そのものがエンタテインメント!海の上をゆったり進む旅の魅力をご紹介します。

東京ー徳島間、フェリー旅のススメ! 大浴場付き船内で楽しむ究極の自由時間
(画像=移動そのものが楽しい東京ー徳島間の船旅、『BCN+R』より引用)

徳島、“行きにくい”問題

 仕事柄、東京と徳島を2、3カ月に一度のペースで行き来する暮らしをしています。毎回、半日以上をかけて四国から関東へ移動した後に思うのは「徳島って、本当に遠い・・・」。時間的にも金額的にもコストがすごく高い気がするのです。

 例えば飛行機の場合、四国4県で徳島空港だけが唯一、LCCの就航がありません。東京ー徳島間のANAやJALの航空券は直前予約だと片道3万円近くするので、時期によっては海外旅行の方が安く済むことも。もちろん新幹線は通っていないし、片道10時間以上かかる高速バスも体力的にちょっときつい年齢になりました。

移動をもっと楽しく、ワクワクできないかなぁ

 そんなことを徳島の友人に話したところ「フェリー使ったらええやん」との返事が。なるほど、その手があったか。

 調べてみると、東京ー徳島ー北九州を結ぶ「オーシャン東九フェリー」が1日1便で運行しているとのこと。徳島を昼に出発して、翌早朝に東京に到着するスケジュールです。

 東京ー徳島間の乗船時間は約14時間で、旅費は1人当たり1万4080円。前日までにweb予約して決済を完了させれば割引も適応されます(2023年12月現在)。

 時間はかかるけど、安いし、何よりも楽しそう!ということで早速、乗船してみました。

東京ー徳島間、フェリー旅のススメ! 大浴場付き船内で楽しむ究極の自由時間
(画像=大きな船体。白に赤のラインが映えます、『BCN+R』より引用)