慰労会の流れや内容

慰労会の内容は会社や開催目的などにより異なりますが、全体の流れはおおむね次の通りです。

  1. 開会の挨拶
  2. 乾杯の音頭
  3. 会食・歓談
  4. 締めの挨拶
  5. 三本締め

最近では三本締めをする慰労会は減っているかもしれません。カジュアルな慰労会では会食・歓談の合間にゲームや出し物などの余興を挟むこともあります。

慰労会を開催・参加するときのポイント

慰労会を開催するときには、幹事はどのようなことに注意したらいいのでしょうか。次に、慰労会を開催するときのポイントを紹介します。

必要に応じて案内状を送付する

慰労会の規模や主賓に応じて、招待客に案内状を送りましょう。全社的に行う慰労会、ホテルのような大きな会場で開かれる慰労会など、規模が大きな慰労会では案内状が必要です。社外の人を招待する場合も同様です。

宛先ごとの案内状の書き方は、記事後半で紹介します。

プログラムを決め、時間を意識して進行する

慰労会の内容や流れに関するプログラムを作り、当日は時間を意識して進行しましょう。慰労会の主な会場は居酒屋やホテルなどですが、これらの会場は時間制で貸し切ることも多いです。

プログラムに沿って進行しなければ締めの挨拶や三本締めの時間がなくなってしまうかもしれません。プログラムを作ることで進行にメリハリが付き、主賓にとっても参加者にとっても満足度の高い慰労会になるでしょう。

司会は主賓の同僚や部下が行う

プログラムに沿って慰労会を進行する場合、そのための司会が必要です。司会は主賓の同僚や部下など、主賓と親しい人に依頼するのが一般的です。司会が決まったら誰にどのタイミングで挨拶をしてもらうのか、主賓へのプレゼントはあるのかなど、当日の進行について確認しましょう。

慰労会の案内状の書き方

慰労会の案内状は主賓宛・社内の参加者宛・社外の参加者宛で分けて書きます。宛先別の案内状の書き方を紹介します。

主賓宛の場合

主賓宛の案内状はねぎらいの言葉から書き始めましょう。1~2文の挨拶を書いたら、慰労会を開く理由や日時・会場などの概要を伝えます。主賓から挨拶をしてもらいたい場合はその依頼もします。

慰労会は主賓をねぎらい、感謝するための会なので、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。

慰労会では参加者から参加費を集めますが、主賓からは参加費を受け取りません。参加者宛と混同し、参加費に関する案内を書かないよう気をつけましょう。


主賓宛の案内状の例】



  • 〇〇部長

    この度は役職を全うされてのご退職、大変お疲れ様でした。

    社員一同、〇〇部長のご退職を惜しむとともに、ご指導いただいたことに大変感謝しております。

    つきましては、〇〇部長への感謝と敬意を表し、社員一同で慰労会を催したく存じます。

    お忙しいなか恐縮ですが、〇月〇日までに出欠のご連絡をいただけますでしょうか。

    以下に日時・会場を記載しておりますので、ご検討をお願いいたします。

    日時:20xx年〇月〇日(土)18:00~20:00

    場所:〇〇ホテル4階 宴会場

    連絡先

     〇〇部〇〇課 担当:〇〇 〇〇

     TEL:xxx-xxxx-xxxx

     Emai:xxxx@xxx.xx

    慰労会では、〇〇部長からのご挨拶、会のご感想などをお聞かせいただければと存じます。

    〇〇部長への感謝と敬意の気持ちが伝わる素晴らしい慰労会になることを願っております。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    20xx年〇月〇日(月)〇〇 〇〇(担当者名)




社内の参加者宛の場合

社内の参加者宛の案内状には主賓が誰なのか、何のための慰労会なのかから書き出しましょう。その後、簡単な挨拶を添えて慰労会の概要について、誰にとってもわかりやすいよう箇条書きで記載します。

参加費の案内も忘れないようにしましょう。


【社内の参加者宛の案内状の例】



  • 〇〇部 各位

    この度、今月末で〇〇部長が退職されることとなりました。〇〇部の皆さまも〇〇部長のお仕事ぶりやご指導に感謝されていると存じます。

    つきましては、社員一同で慰労会を催す運びとなりました。

    〇〇部長に感謝の気持ちを伝えるため、ぜひ参加していただきたく存じます。

    お忙しいなか恐縮ですが、〇月〇日までに出欠のご連絡をいただけますでしょうか。

    以下に日時・会場を記載しておりますので、ご検討をお願いいたします。

    日時:20xx年〇月〇日(土)18:00~20:00

    場所:〇〇ホテル4階 宴会場

    参加費:1人2,000円

    連絡先

     〇〇部〇〇課 担当:〇〇 〇〇

     TEL:xxx-xxxx-xxxx

     Emai:xxxx@xxx.xx

    慰労会では、〇〇部長への記念品の贈呈や余興を考えております。

    皆さまからも何かプレゼントをしたいなどあれば、出欠と併せてご連絡ください。

    余興の募集もしておりますので、ご協力いただける方は気軽にお声がけください。

    〇〇部長への感謝と敬意の気持ちが伝わる素晴らしい慰労会になることを願っております。

    どうぞよろしくお願いいたします。

    20xx年〇月〇日(月)〇〇 〇〇(担当者名)




社外の参加者宛の場合

社外の参加者宛に案内状を出す場合、言葉遣いや内容に特に気をつけましょう。案内状の内容次第で、今後の取引に悪影響が出ることもありえます。案内状が書けたら上長にチェックしてもらうといいでしょう。


【社外の参加者宛の案内状の例】



  • 株式会社〇〇

    〇〇部 〇〇 〇〇様

    新秋の候 皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

    さて、今月末で弊社の〇〇が退職することとなり、社員一同で慰労会を催す運びとなりました。

    つきましては、〇〇が大変お世話になった〇〇様にもぜひ参加していただきたく存じます。

    お忙しいなか恐縮ですが、〇月〇日までに出欠のご連絡をいただけますでしょうか。

    以下に日時・会場を記載しておりますので、ご検討をお願いいたします。

    日時:20xx年〇月〇日(土)18:00~20:00

    場所:〇〇ホテル4階 宴会場

    連絡先

     〇〇部〇〇課 担当:〇〇 〇〇

     TEL:xxx-xxxx-xxxx

     Emai:xxxx@xxx.xx

    どうぞよろしくお願いいたします。

    20xx年〇月〇日(月)〇〇 〇〇(担当者名)