慰労会は相手の苦労をねぎらい会食をする会で、会社ではプロジェクト成功の打ち上げや定年退職などの節目に開かれることが多いです。
本記事では、慰労会の内容やタイミング、挨拶の注意点などをまとめて解説。慰労会の案内状の書き方・例文を宛先別に紹介します。
- 慰労会の内容やほかの会との違い
- 慰労会を開催・参加するときの注意点
- 宛先別の案内状の書き方と例文
慰労会(いろうかい)とは
慰労会(いろうかい)とは、会社の決算期が終わったり長年勤めた人が定年退職を迎えたりしたときに開く会のことです。慰労とは「苦労をねぎらうこと」であり、主賓や参加者同士で「お疲れ様でした」の気持ちを伝え合ったり、リーダーがメンバーを労ったりします。
ひとつの区切りという意味で忘年会に近く、お酒を飲んだり食事をしたりしながら会話を楽しみます。会社によっては進行プログラムを作り、役職者が挨拶することもあるでしょう。
慰労会とお疲れ様会の違い
慰労会もお疲れ様会も、主賓や参加者同士で苦労をねぎらい合うことが目的の会食です。両者に大きな違いはありませんが、慰労会はややフォーマル、お疲れ様会はややカジュアルと捉えておくといいかもしれません。
慰労会と懇親会の違い
懇親会とは同じ組織に属したメンバーが集まり、親睦を深めるための会です。これまであまり関わりがなかった人たちが、これから打ち解けていくために開かれることが多いです。退職者のこれまでの苦労をねぎらい送り出すこともある慰労会とは、正反対の会といえます。
慰労会が開かれるタイミング
慰労会はプロジェクトや決算期が終わったとき、社員が定年退職するときなど、節目のタイミングで開かれます。
打ち上げ
大きなプロジェクトを終えたり会社の期が変わったり、節目のタイミングでの打ち上げとして慰労会が開かれることが多いです。
打ち上げとしての慰労会は、定年退職にともなう慰労会よりもややカジュアルかもしれません。チームリーダーや社長などからの挨拶はあるかもしれませんが、案内状を用意するような本格的な会はあまり開かれないでしょう。
定年退職
会社に長く貢献してきた社員が定年退職するタイミングで、慰労会を開くことがあります。勤続年数の長い社員は社内外ともに人脈が広く、役職者でなくとも案内状を作り関係者を広く招待することもあるでしょう。