溝口修平(鹿島アントラーズ)
6人目は、鹿島アントラーズのアカデミー出身、19歳のDF溝口修平。前への推進力があり、積極的なインナーラップと効果的な縦パスでチャンスを生み出すサイドバックだ。左利きの左サイドバックのためクロスの精度も期待できる。2023シーズンは怪我や体調不良があったものの、先発4試合を含む5試合(309分)に出場。
今冬の移籍市場では選手の移籍が相次いだ鹿島だが、圧倒的なスタミナを誇るライバルのDF安西幸輝は健在。ポジション争いは容易ではないものの特徴が異なるため、負傷さえなければチャンスはあるだろう。
西尾隆矢(セレッソ大阪)
7人目は、U-22日本代表の主力を担うDF西尾隆矢。セレッソ大阪のアカデミーから2020年にトップチームへと昇格し、リーグ戦では2021シーズンに31試合、2022シーズンにも24試合に出場した。しかし、昨シーズンはDF鳥海晃司とDF進藤亮佑、DFマテイ・ヨニッチの後塵を拝し出場数は9試合と急減。ヨニッチが今季で退団となった一方、来季は北海道コンサドーレ札幌からDF田中駿汰が加入することになり熾烈なスタメン争いは続く。
それでもフィジカルとメンタルの強さはライバルに一切引けを取らず、昨シーズンの悔しさを胸にスタメンを奪還しパリ五輪への決定打とするはずだ。