リグは2パターン
バチコンアジングでは2種類のリグが使われることが多い。テンビン+シンカーからセカンドリーダーを出して、ジグヘッドを付けるキャロタイプ。そして最下部にシンカーを付けて、途中からリーダーを出してジグヘッドを付ける胴つきタイプ。
このエリアでは圧倒的に胴つきタイプの方に実績があり、この日も3人とも胴つきリグをセットしていた。シンカーは20~25号。
極小アカイカがお出迎え
早速20号のスッテの上にドロッパーを出したリグを落としてみる。ボトムから30mほど誘い上げ、そこから折り返して誘い下げていくとティップにモゾモゾとした反応。すかさずアワせるが空振り…。だが何かおかしい。
いったん巻き上げてみると、極小サイズのアカイカがしっかりドロッパーを抱いていた。さすがにこのサイズはリリース。後ろでは佐々木船長の手ほどきを受けた桑原さんにも、ミニサイズのアカイカがヒットしている。
アジのサイズに驚き
だがアカイカも釣れ続くわけではなく、気づけば時刻は午後6時35分。そろそろ食い始める時間だ。
ロッドを持つ手に神経を集中していると、船首でサオを出していた渡邉さんから「きたよ~」との声。見るとベイトロッドが絞り込まれて、ジーッとドラグが鳴っている。渡邉さんは「アジ!」と言っていたが、あの引き、ホンマにアジ?
だが正体を見るまでもなく、あえなくフックアウトしてしまう。
デカアジ浮上
すると、私の手にもコツンとアタリがあった。スッと聞き上げると、一気にティップが海面に突き刺さる。
だが重いだけで魚の生命反応はない。だがするすると中層まで巻き上げてきたところで、急に魚が暴れだしてギュンギュンラインを引き出していく。そのパワーはまるで青物だ。ホンマにアジかいな…と思いながら浮かせてくると、紛れもなくアジ。ただサイズが驚くほど大きい。
桑原さんにタモを入れてもらい、無事船中1匹目をキャッチしたが、あらためてそのデカさに目を見張った。40cmに迫るサイズであることはすぐに分かった。だが佐々木船長は「まだまだ小さい!!」。ドン引きしながらも取りあえず時合いなので、アジをイケスに入れて次を投入。