京都の和紙製品メーカー「谷口松雄堂」のX(Twitter)アカウントが、「神職さんからのお願い」として、神社でおみくじを結ぶ際の注意点を投稿。
おみくじを御神木などに結ぶと枝が痛む可能性があるので、「おみくじ掛けがある場合は、そこに結ぶようにしてください」と呼び掛けています。
「#拡散希望」のハッシュタグが付けられた今回の投稿は、谷口松雄堂の公式ホームページで連載されている「かみかみコラム」の「おみくじはどこに結ぶのが正解?絵馬の書き方とは 初詣vol.2」の一部を抜粋したもの。
コラムの中でインタビューを受けているのは岐阜県養老町にある八幡神社で神職をされている堀田尚宏さんです。
投稿の最後には、あらためて「おみくじ掛けは、境内の木を守るための設備なので、できればそちらを利用しましょう」と注意喚起しています。

■ 「細かなルールよりも神さまを敬う気持ち」が大切
谷口松雄堂の担当者に詳しくうかがうと、元々おみくじを御神木に結ぶという行為は、御神木の生命力にあやかりたいという思いから結ぶようになったと言われているのだとか。
しかしながら、参拝者の多い神社では根元が踏まれて弱っている木もあるので、おみくじ掛けが設置されている場合は「境内の木に結ぶより、そちらに結ばれる方が良い」とのこと。ちなみに結ばれたおみくじは、後日お焚き上げされているそうです。
今回の投稿には、「子どもたちにも、周りにも伝えますね」「拡散してくださってありがとうございます」など、多くのコメントが寄せられています。
大きな反響があったことについて、谷口松雄堂の担当者は「大切にしたいという皆様のお気持ちがとても嬉しく、谷口松雄堂も文化を継承していく企業として今後も発信し続けていきたいと思います。何気なくお参りしていた神社さんも、ちょっと知識を持つだけで、重みが違うと思います。そんな、皆様の知りたかった、をご提供していけたら本望です」と語っていました。
<記事化協力>
谷口松雄堂公式Xアカウント(@taniguchi_s_y_d)
谷口松雄堂「かみかみコラム」
文・佐藤圭亮/提供元・おたくま経済新聞
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