参加者同士の親睦を深めるために開催される「懇親会」。内定者懇親会やセミナー後の懇親会など、さまざまなタイミングで会が設けられます。
懇親会に参加する際に注意したいのが服装やふるまいなどの基本マナーです。本記事では、懇親会に参加するときに気を付けるべきポイントを解説します。
- 懇親会と親睦会、懇談会、飲み会の違いとは?
- 懇親会の内容と流れを解説
- 懇親会に適した服装とは?
懇親会とは
「懇親会(こんしんかい)」は、同じ組織や団体に所属する人、もしくは目的が同じ人同士で親睦を深めるために行う会のことを指します。懇親会に似た言葉に「親睦会」「懇談会」「飲み会」などがありますが、それぞれ開催する目的がやや異なるので正しく理解して使い分けましょう。
親睦会の違い
懇親会がまだお互いを知らない人同士で親睦を深める会を開催する際に使われるのに対し、「親睦会(しんぼくかい)」は、すでにある程度仲が良い人同士がより親睦を深める会を開催する際に使われます。
やや言葉の意味する内容が異なるものの、どちらも仲を深める会を開催する際に使われる言葉です。開催される会の目的にあわせて使い分けましょう。
懇談会との違い
懇親会や親睦会が仲を深めることを目的に実施される一方で、「懇談会(こんだんかい)」は特定の議題に関する話し合いを目的とする際に開かれます。会議とするには堅苦しく、ざっくばらんに意見交換したい場合に使われます。
一般的には中央省庁や地方支分部局、地方公共団体などで討議が行われる場合に、懇談会という形で意見公開の場が開かれています。
飲み会との違い
「飲み会」はその場にいるメンバーで交流することを目的に開催されます。お酒と食事を楽しみながらコミュニケーションを取る会全般が飲み会と呼ばれており、懇親会でお酒が振る舞われる場合も広義の意味では飲み会と呼べます。
懇親会がまだ互いのことを知らない人同士の交流目的で開催されるのに対し、飲み会はすでに互いを知っていて、交流もある人同士が食事を楽しむ目的で開催されます。懇親会では自己紹介がありますが、飲み会ではそうした互いを知るためのコンテンツが用意されていないのも違いです。
懇親会では何をする?主な内容と流れ
内定懇親会やビジネスでの懇親会など、何を目的とした会なのかによって懇親会の内容や流れは異なります。幹事を任された場合に備えて、懇親会の内容を把握しておきましょう。
内定者懇親会の内容
内定者懇親会は、内定者同士や先輩社員と内定者の親睦を深めるために開催されます。内定者の自己紹介はもちろんのこと、先輩社員との座談会やワークショップ、グループディスカッションなど、さまざまな形で交流できるコンテンツが用意されていることがほとんどです。
最初に内定者の自己紹介を行い、次に座談会を行うのが一般的な流れです。その後、グループワークやディスカッションなどがあり、最後に食事会となります。企業によっては食事会と同時並行で行われることもあります。
会社やビジネス・セミナーでの懇親会の内容
会社やビジネス・セミナーでの懇親会は、参加者同士で交流する際に行われます。内定者懇親会と比べて、全体の流れやコンテンツが決まっていないことが多く、さまざまな参加者と自由な交流を楽しめます。
会社やビジネス・セミナーでの懇親会では、講師や参加者と名刺交換をしたり、情報交換をしたりするのが一般的です。
幼稚園・保育園・PTAなどの保護者懇親会の内容
幼稚園や保育園、PTAなどの保護者懇親会は、保護者同士が初めて顔を合わせる新学期のタイミングで開かれます。先生も含めて情報を共有し、園の様子や特徴を知る目的があります。
保護者が自己紹介を行い、その後先生が園について説明します。最後に質問の時間が設けられ、懇親会は終了です。時間は45〜60分程度が一般的です。