■ お餅を詰まらせないための3つのポイント

 お餅に限らず食べ物をのどに詰まらせないようにするためには以下の事を心掛けましょう。

1.ゆっくりよく噛む

 早食い傾向の人はその分詰まらせる傾向も強く出ます。早食いを予防するためには、ひと口で食べられる分だけスプーンにすくって手渡す、小皿に少しだけ取り分けるなどしてゆっくりと食べられる工夫をしましょう。丸飲みしないように噛む声掛けも大事です。

 また、ゆっくりよく噛むことで唾液の分泌も促せます。唾液は食べ物を詰まらせないようにするための大事な要素。

2.食事の最初は汁物から手を付ける

 食べ物の水分が少ない場合、のどに詰まりやすいのは皆さんも経験したことがあるかと思います。口の中に多少の水分があるとないとでは詰まり方も全然違ってきます。汁気の多いものから食べるようにしましょう。

3.詰まりやすい食べ物を飲み込みが良くない人に出す場合、ひと口大以下に刻む

 噛む力が弱い人や飲み込む力が弱い人も食べ物を詰まらせやすいです。お餅もサイコロサイズに切ってくっつかないように少しずつ食べてもらうようにすることで詰まらせるのを減らすことができます。

これらの3つのポイントは、病院や介護施設でも基本で行っているポイント。家庭だと目を配るのも大変かもしれませんが、このポイントを押さえるだけで事故率はグッと下がります。

 新年早々から悲しい事故とならないよう、ゆっくりのんびりと食事をしましょうね。

<出典>
政府広報オンライン「餅による窒息に要注意!喉に詰まったときの応急手当は?」
政府広報オンラインXアカウント(@gov_online)

提供元・おたくま経済新聞

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