安心できるのは現在首位の町田のみ
ここまで述べてきた通り、あと1勝で昇格を手にする町田については優勝も含めて秒読み段階と見ることができる。一方、2位以下の4チームの中では、上位との直接対決がない清水が現在の勝ち点差も含めて優位と言える。しかし、ボトムハーフのチームに対する取りこぼしも今季複数あることから油断できない状況は続く。また、現在自動昇格圏外にいる3位~5位の3クラブの中では勝ち点差や対戦カードから見ても千葉が圧倒的に不利だろう。そして東京Vは千葉や磐田、磐田は東京Vとの直接対決で浮沈が決まる。
この状況を見るに自動昇格となる上位2クラブは、現在の勝ち点差や対戦カード、今季戦績などからこのまま町田と清水の手中に収まる可能性が高い。しかし、町田と違って清水には勝ち点の余裕が無いに等しいため、追随する3クラブが勝ち続ければ逆転の可能性は大いにある。残り4戦、自動昇格の可能性を残す各クラブは、最後の最後まで気が抜けないシーズンになりそうだ。