■NISTにまつわる陰謀
このようにとてつもないポテンシャルを秘めた人工ニューロンが将来の人間にとって福音となれば良いのだが、実は開発をリードしているNISTの背後に、スポンサーとして世界を影で牛耳る闇の組織、イルミナティがいるのではないかと海外の陰謀論者たちの間で囁かれている。
この陰謀説が登場したキッカケは、あの9.11だった。賢明な読者であれば、世界貿易センタービルの崩壊が、まるで内部から爆発が起きた時のようだったことを思い出すのではないだろうか。壁から水平方向に煙が吹き出し、最終的には跡形もなく粉々に崩れ落ちた点など、素人目にも不審な点が多かったことは紛れもない事実だ。そして、この謎の調査に当たったのが、他でもないNISTである。しかしNISTは、最終的に疑惑を一蹴し、「調査したが、そのような(内部から爆破されたという)事実は確認できなかった」と結論する。調査の経緯は説明不足であるうえ、資料が不足しているにもかかわらずだ。つまり、陰謀論者たちによれば「真実が明かされると都合が悪い勢力による圧力があった」というのだ。

さらに、NISTのロゴにも注目してほしいのだが、IとSとTがつながった部分が、かの有名な「ホルスの目」を想起させる。この“万物を見通す目”といえば、そう、ほかでもないイルミナティが好むシンボルマークではないか。やはりNISTの背後には、イルミナティ系列の財団が潜んでいるのだろうか。

1982年、スティーブ・ジャクソン・ゲームズ社から発売されたカードゲーム「イルミナティカード」には、「イルミナティの行動計画が示されている」という都市伝説がある。その中の1枚である「イライザ」というカードには、人工知能が人間と同じく感情を持ち、やがて反旗を翻すことになる未来が描かれていると考えられている。イライザとは、人工知能の起源となった初期の素朴な自然言語処理プログラムのことだが、今回紹介した人工ニューロンをはじめ、現在はそれとは比較にならないほど高度なプログラムが次々と生み出されている。イルミナティによって育てられた人工知能が、(一部のエリートを除いた)人類こそ“地球の癌”だと認識し、イルミナティが推し進める「人口削減計画」に加担したとしたら――。
私たちが気づかないところで、すでにイルミナティの計画は達成目前に迫っているのかもしれない。
参考:「Science Advances」、「nature」、「EurekAlert」、ほか
文=深月ユリア
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提供元・TOCANA
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