■「サンタ」と呼ばれた殺人鬼

【閲覧注意】実在した「サンタクロース」が凶暴すぎる!
(画像=サンタの仮装をしたマッカーサー。画像は「7news.com」より引用,『TOCANA』より 引用)

 暴行事件から数年経つと、マッカーサーは再びトロントのゲイコミュニティに受け入れられるようになった。恰幅が良く、白いひげを生やした彼は行きつけのバーでは「サンタ」の愛称で呼ばれていたという。本人もそれを気に入っていたのか、クリスマスシーズンには近くのショッピングモールでサンタの仮装をするアルバイトをしていたという。一方でSMなどへの興味は相変わらずで、マッカーサーはFacebookに登録したり出会い系サイトを使ったりして同じ趣味の多くのゲイ男性と会っていた。

 マッカーサーの最初の殺人は、2010年12月28日のこととされている。被害者はアフガニスタン移民の42歳の男性で、妻子がいたがこっそりゲイバーに通っていた。マッカーサーが狙ったのは主にアジア系の移民で、自分がゲイだと周囲に隠しており、こっそりゲイバー通いをしていたような男性たちだ。貧しく、孤独で、行方不明になっても誰も気にしないし、もし家族が捜索願を出したとしても、そもそも家族はゲイであることを知らないので、警察もマッカーサーとの接点に気づかないという訳である。

 マッカーサーの“好み”は、30歳後半から50歳後半くらいのヒゲの生えたがっしりとした中年男性だった。殺しの手口はいつも同じで、ヒモと金属棒を使って絞殺することを明らかに好んでいた。家に招いた男性をベッドに拘束し、性的暴行を加えた後に殺害し、殺人をいつでも追体験できるようにその遺体を撮影した。

【閲覧注意】実在した「サンタクロース」が凶暴すぎる!
(画像=マッカーサーの被害者たち。画像は「7news.com」より引用,『TOCANA』より 引用)

 逮捕後、マッカーサーの家からはタバコをくわえさせられたり毛皮のコートをかけられたりして、様々なポーズを取らされた被害者の最期の写真が数多く見つかっている。決まって最後に撮影したのは男性器のクローズアップだったという。また、記念品としてヒゲや髪の毛を剃り落として保管した。

 そして、被害者の遺体はバラバラに解体された。マッカーサーは造園業という自分の仕事を生かして、遺体を倉庫の大型プランターの中に埋めたり、仕事先の庭に埋めて処分した。