エリアトラウトで使うミノーの選び方

ミノーを選ぶ際は狙うレンジや、トラウトのサイズによって使い分けが必要になります。以下のポイントに注意して選ぶといいでしょう。

大きさ

エリアトラウトに使われるミノーの大きさは40mmから70mm程度が一般的です。狙う魚のサイズによっても使い分けし、25~40cmクラスのトラウトなら40~50mmぐらいが中心。40cm以上になる大型トラウトにアピールする場合は、50mmより大きいものがメインとして使用されます。大きいものほど重くなり、飛距離は出やすいですが投げられるロッドが限られる点も注意しましょう。

エリアトラウトフィッシングの【おすすめミノー7選】 選び方と使い方も解説大型のイトウを狙う際は10cm近いミノーを投げることも(提供:週刊つりニュース中部版 APC・大宮好騎)

浮力

ミノーの浮力設定などに応じて狙いやすいレンジが変わってきます。フローティングタイプ(F)は、放っておくと浮く、浮力が高いタイプ。フローティングミノーはリップの大きさや角度による潜航深度(巻くと潜る深さ)も狙えるレンジに大きく関係し、あまり潜らない表層から中層を探りやすいアイテムから、ボトムまでしっかり潜るアイテムも存在します。

特に高浮力で止めるとすぐに浮かんでくるハイフローティングタイプ(HF)では、深く速く潜る長いリップと組み合わせたマジックジャーク特化のミノーも多いです。

また、放っておくと沈むシンキングタイプ(S~SSなど)もあります。どこまで沈めるかによってルアーを通すレンジを変えられるので、幅広いレンジを探れるのがメリット。特に大型魚などを目視で狙う場合は、魚のいるレンジをピンポイントで通しやすいのでシンキングタイプがおすすめです。

アイテムごとに沈下速度も様々で、沈下速度の速いモデルは、アクションを付けても浮き上がりにくくボトムの攻略にも向きます。

その他には、エリアトラウトではあまり使われないタイプですが、一定のレンジで止まるサスペンドタイプ(SP)のミノーもあります。動きを止めて食わせるのが強みなので、河川型の管理釣り場で中層を流すような釣り方で活躍することが多いです。

カラー

カラーチョイスはスプーンほどシビアではありませんが、水質や光量に応じて反応するカラーが変わることもあるので、派手なカラーと地味なカラーの2つ用意しておくと対応しやすいです。大型を目視しながら狙う場合は、トラウトの反応がわかりやすいように、人間側から見やすいカラーを優先して選ぶのがおすすめとなります。