【一覧・Android】スマホのCPU性能の目安:早見表

Androidは「GPUスコア20万以上、トータルスコア70万以上」をゲーミングの基準としています。なおAppleと異なり、当該CPUの搭載機種は無数に存在します。よってここではCPU型番+主要機種のみ表にまとめています。搭載機種のすべてをまとめたものではない点をご了承ください。

Snapdragon MediaTek
ゲーミング(GPUスコア20万以上、トータルスコア70万以上) Snapdragon 8 Gen 2(Red Magic 8 Pro+など)
Snapdragon 8 Gen 2 OC(Galaxy S23+など)
Snapdragon 8 Gen 1 UC (Poco F5 Proなど)
Snapdragon 8 Gen 1(Mi 12T Proなど)
Snapdragon 7 Gen 2(realme GT Neo5 SEなど)
Snapdragon 888(Mi 11T Proなど)
Snapdragon 870(realme GT Neo2など)
Snapdragon 865(Mi 10T Pro 5Gなど)
MediaTek 9200(Mi 13T Proなど)
MediaTek 9000(vivo X80など)
MediaTek 8200(Mi 13Tなど)MediaTek 8100(realme GT Neo 3など)
MediaTek 8100-Ultra(Mi 12Tなど)
ややヘビーに使う(GPUスコア10万以上、トータルスコア50万以上) Snapdragon 7 Gen 1 OC (HONOR 90など)
Snapdragon 7 Gen 1(Mi 13 Liteなど)
Snapdragon 782G(OnePlus Nord CE3 5Gなど)
Snapdragon 860(Poco X3 Proなど)
Snapdragon 778G (Nothing Phone 1など)
MediaTek 7200(vivo V27など)

【おさらい】スマホのCPU性能など「スペック」のチェックポイント

スマホは「CPUが重要」ということは知っていても、具体的な型番を知らない方は意外に多いでしょう。そういった方に向け、スマホのCPUをチェックする上で押さえておきたい「スマホのスペック」についても解説します。

スペック一覧表の見方

たとえばiPhone 15の場合、「スペック」と呼ばれる項目は以下の通りです。

機種名 iPhone 15
OS iOS 17
ディスプレイ 6.1インチ(2,556 x 1,179ピクセル解像度、460ppi)
CPU A16 Bionicチップ
RAM 6GB
ROM 128GB/256GB/512GB
カメラ画素数 背面カメラ:4,800万画素前面カメラ:1,200万画素
バッテリー容量 3,349mAh
防水防塵 IP68

SoCとは:CPU、GPUとの違いは?

便宜上、先のスペック一覧表では「A16 Bionic」を「CPU」としました。しかし厳密にはA16 Bionicは「SoC」です。SoC(System‐on‐a‐Chip)は、CPUやGPU、通信モデムなど、スマートフォンの動作に必要なさまざまな機能を集約したチップです。CPUはSoCに組み込まれる要素の一つで、情報処理をする「CPU」、映像処理をする「GPU」など、さまざまな機能が集約されています。

記事の前半部で紹介した表では、本記事はCPU比較の記事であるにもかかわらず「GPUスコア」も評価対象にしました。それは厳密にはA16 BionicやSnapdragon 8 Gen 2などのCPUは「SoC」であり、GPUも集約されているためです。