スマホを性能重視で選びたいとき、もっとも重要な要素のひとつとなるのがCPU。CPUは処理速度やバッテリー消費などに大きく影響します。

しかし、スマホのCPUはメーカーやモデルによってさまざまな種類があり、どれが良いのか分かりにくいもの。そこで、この記事では、スマホのCPUの性能を比較する方法と、主要なCPUの性能やAnTuTuスコアを一覧で紹介します。

【前提】スマホCPU性能の比較基準

スマホのCPUの性能を比較するときに、よく使われるのが「AnTuTu」というベンチマークアプリです。

【2023年最新】スマホのCPU(SoC)性能比較表とAnTuTuスコア一覧
「AnTuTuベンチマーク(AnTuTu Benchmark)」は中国のIT企業であるAnTuTuが開発・提供しているアプリで、スマホのベンチマークアプリとしてデファクトスタンダードとなっています。今回はこの「AnTuTu ベンチマーク」の公開データをベースにし、スマホCPUの性能比較を行います(画像=『オトナライフ』より 引用)

AnTuTuベンチマークには2023年現在Apple製品向けのデータ、そしてAndroid製品向けのデータともに「V10」が公開されています。Apple製品とAndroid製品を、それぞれ分けた形でご紹介します。

たとえばApple製品で「普段使い」したい人に適したAnTuTuのスコアは「GPUスコア25万以上、トータルスコア80万以上」と今回は定義。具体的には「iPhone11 Pro」「iPhone 11 Pro Max」以降が該当する形。

一方でゲーミングは「GPUスコア40万以上、トータルスコア130万以上」と定義し、具体的にはiPhone 13 Pro Max以降が該当する形として紹介します。

【一覧・Apple】スマホのCPU性能の目安:早見表

主なiPhone型番(CPU)
ゲーミング(GPUスコア40万以上、トータルスコア130万以上) ・iPhone 15 Pro(A17 Pro)
・iPhone 15 Pro Max(A17 Pro)
・iPhone 14 Pro(A16 Bionic)
・iPhone 14 Pro Max(A16 Bionic)
・iPhone 15 Plus(A16 Bionic)
・iPhone 15(A16 Bionic)
・iPhone 13 Pro Max(A15 Bionic)
・iPhone 13 Pro(A15 Bionic)
・iPhone 14 Plus(A15 Bionic)
・iPhone 14(A15 Bionic)
ややヘビーに使う(GPUスコア30万以上、トータルスコア100万以上) ・iPhone 13(A15 Bionic)
・iPhone 13 mini(A15 Bionic)
・iPhone SE3(A15 Bionic)
・iPhone 12 Pro Max(A14 Bionic)
・iPhone 12(A14 Bionic)
・iPhone 12 Pro(A14 Bionic)
・iPhone 12 mini(A14 Bionic)
普段使い(GPUスコア25万以上、トータルスコア80万以上) ・iPhone 11 Pro Max(A13 Bionic)
・iPhone 11 Pro(A13 Bionic)