ワカサギ釣りのマナー

まずは必ずライフジャケットを着用すること。基本寒い時期での釣りなので、防寒対策はしっかりとしてほしい。風が強い日は無理な釣行は避けよう。また釣り場によってその釣り場のルールがあるので、必ず守ってほしい。

例えば練りエサなどの寄せエサは禁止の場所もある。湖によって出航時間も決まっている。ボート釣りでアンカーを降ろす際は、勢いよく降ろさないこと。ゆっくり降ろさないと底の泥によって濁りが発生して、せっかくの群れが散ってしまう原因にもなる。

ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】2本ザオで効率よく数を伸ばす(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)

そして当然だが、ゴミは必ず持ち帰ること。今年も釣って楽しい、食べてもおいしいワカサギ釣りが始まる。今年はどんな調理法で食べようか今から楽しみだ!

入鹿池・見晴茶屋

入鹿池は例年10月ごろからシーズンインし、11月は紅葉も楽しめる。10月~11月ごろはボート桟橋の対岸、五条川河口から今井川河口付近で釣果が上がり、気温が下がると深場のボート桟橋付近に釣り場が変わってくる。

ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】入鹿池の概況(作図:週刊つりニュース中部版 松森渉)

入鹿池では基本的に水深が10m以上あるタナを狙うので、タックルは電動リールが有利だと思う。穂先は手返しを考えると長め(30~40cm)が扱いやすい。穂先の調子は先調子が気に入っている。

ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】東海地区のメインフィールド入鹿池(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)

仕掛けはいろいろ用意している。基本は底狙いの袖型1~1.5号の5~6本バリ仕掛け。中層も視野に入れるなら、仕掛けの全長が長くハリスも長いもの。号数は1.5号。他10本バリ仕掛けも有効だと思っている。後は底中心に釣れるなら、オモリの下に付ける下バリも必要になる。

ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】見晴茶屋(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)

号数は1~1.5号。オモリは近年重めのオモリ(7.5~12g)が良いと実感している。オモリが重ければ、狙ったタナにいち早く仕掛けを落とせるので、手返しが速くなる。またオモリの重さで食い込みが良くなると実感している。

エサは食いが活発ならベニサシ、食い渋ってくればアカムシ。マキエ効果があるブドウムシもあると心強い。

ボートワカサギ釣り基本解説【釣果アップのための対策7選と基本のマナー】見晴茶屋のボート船(提供:週刊つりニュース中部版 松森渉)

他注意点は、防寒対策は万全に。安全に釣りをするためにライフジャケットの着用は必須。ライフジャケットは各ボート店で貸し出している。

また見晴茶屋では、今季からドーム船を導入。これから寒さが本格化しても、快適にワカサギ釣りを楽しめる。

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入鹿池・見晴茶屋