1位:小森飛絢

本来、ゴールにアシスト、展開力や守備面での貢献度を総合的に考慮すれば、MF見木やMF田口を1位に挙げるのが相応しいだろう。しかし、大卒ルーキーながらチームトップの13ゴールを挙げたFW小森飛絢が今季の千葉で放った輝きは、決して無視できるものではない。昨年は特別指定選手だったこともあり、わずか2試合の出場にとどまったが、今季は33試合に出場。開幕から3戦連続でゴールを挙げるなど、超新星として一気に名を上げ終わってみればJ2リーグにおける日本人トップタイのゴール数をマークした。

正確なシュートもさることながら、次の動作を意識した的確なボールコントロールで相手守備陣を剥がす技術を存分に披露していた。今季の活躍と大卒ルーキーという年齢も相まって、早くも争奪戦が繰り広げられる可能性もある小森。一方、千葉にとっても来季再び2桁以上のゴールを大いに期待できる重要な稼ぎ頭であることに疑いの余地はない。早々にエースとして名を上げた存在感と、巧みなボールタッチとシュート技術のさらなる進化を期待して、手放せない選手1位とした。