DJIも輸送型ドローンを展示

DJIも、10月に発表したばかりの輸送型ドローンFlyCartを展示。

ドローン自体の重量が65kg、30kgの荷物を積んで16kmの距離を飛行できる(数値はそれぞれデュアルバッテリの場合)巨大ドローンで、パラシュートも搭載している。

長距離飛行のために、本体が前傾することで効率を向上している。

深圳のドローン活用を進める業界団体

ハイテクフェアには自治体や業界団体も出展している。

深圳市航空協会のなかに、ドローンなどの低空域(飛行機が飛ぶよりも低い高度、おおむね1000m以下)を扱う「低空委員会」があり、会員にはDJIをはじめ、今回紹介したような多くのドローンメーカーや、ドローンを使ったサービスを行う企業が並ぶ。

この委員会は、輸送用や乗用など、大きなドローンが飛行する際の飛行区域や、交通管理などのアイデアを出し、具体的なソリューションを決めていく役割を担っている。

新しい用途の風変わりなサービスが深圳から多く生まれるのは、企業同士が連携して規制のあり方を検討している、こうした制度面の活動も見逃せない。

(文・高須正和)