数多の龍がひしめき合うラーメン激戦区
県道68号線は「龍」の名を冠するラーメン屋が。幸龍、喜龍、白龍、宝龍、扇龍、そして天龍。ラーメン界隈ではこれらを「ドラゴンロード」と呼んでいる。多くの店が約半世紀の歴史もあり、近年では「龍」以外のラーメン屋も出店するなど知る人ぞ知るラーメン大激戦区。
ではなぜここまでラーメンの出店が増えたのか。それは県道68号線が通る志免町に由来がある。この志免町、その昔は炭鉱町であった。そこに従ずる肉体労働者が気軽に塩分や栄養を補給できることからラーメンという文化が育まれたと言っても過言ではない。
そしてたくさんの「龍」が付く謎。
これは一説によるとドラゴンロードの一店「喜龍」から暖簾分けされ点在しているとされている。
ただ、今回特筆したいのが「天龍」である。天龍のみが単体独立で創業し、その歴史は50年以上となる。
また天龍は独自の進化を行ってきた。
スープは間違いなく地域ナンバーワン濃度。それでいて脂類は使っていないため、濃厚でありながらあっさりとしている。使われる麺は自家製麺であり、小麦粉にもこだわる酔狂ぶり。特徴を上げれば枚挙に暇がない。
2024年は辰年。思えばその年の干支には動物園なり何なりと行けば会えるのだが、龍ばかりはそうはいかない。昇り龍に思いを馳せて、験担ぎにドラゴンロードを巡ってみてはいかがだろうか。
天龍ラーメン
提供元・PR TIMES
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