ジャイアントブタクサはきわめて人体に有害で危険な毒を含んでいて、樹液が皮膚に付着したまま太陽光か紫外線を浴びると、深刻な植物性光線皮膚炎を発症する。皮膚が赤く腫れ上がり、痒みを引き起こした後、48時間以内に水疱を生じさせるのだ。最終的に黒や紫色の傷として数年間もの間、肌に残り続けるため、入院での措置が必要とされている。さらに怖いのは、たとえわずかな量でも眼に樹液が入ってしまうと失明する可能性があることだ。
「まだそこに生えています」
歩くことも身体を動かすこともできなかったサビーヌさんはそのまま1カ月間入院し、2週間目にようやく立って歩けるようになったのだが、その後の6カ月は電動車椅子を使うことを余儀なくされた。
現在でも杖を使用しなければならず、植物を触った右手はまだうまく動かすことができないでいるという。「指が腫れて、指輪を切断して外さなければなりませんでした。この指は今でも腫れています」と語る。
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