卒業生が語る、N高、S高に向いている人
生徒側にも視点を向けてみよう。実際にN高で学んだ卒業生で、大学受験をして東京大学理科二類に合格し、現在TAとして活動するSさんに話を聞いた。
「N高の当初のイメージは、課外活動が多くて楽しそうなイメージが強かったです。高校2年当時、私はカナダの学校に留学していたのですが、そこではディスカッションやインタラクティブ授業がメイン。したがって、いざ帰国しても日本だと受け身の授業がまだまだ根強いと思ったので、それなら自分のペースで勉強したほうがよいと考えるようになったんです。そこで、ネット学習ができるN高に入学し、ネットコースを選択しました。入学当初は周囲の友達にも驚かれましたが、用意された授業動画と教科書を使って勉強できたので、自分の好きなように学習を進めることができ、好都合でしたね。
そして、高3の春になり、いろいろ考えて日本の大学を受験しようと考えまして、オンラインコーチング(※現在・N塾のコーチングコース)に入り、メンターさんや現役大学生のTAさんと一緒に勉強計画を立てました。具体的には決められた問題集をどれくらいのスパンで解き切るかを計画し、勉強していましたね。N/S高では全日制の高校とは異なり、自分の都合がいいときに勉強できますし、またしっかりと大人が手助けしてくれるので、継続的に勉強できる人にはおすすめできる学校だと思います」(Sさん)
自学、自習に自信がある人ならば、両校は万全なサポート体制を完備しているといえそうだ。最後に菅氏から両校の強みについて話を伺った。
「生徒によって強み、弱みは異なりますし、最適な学習プランも異なることが大半でしょう。主体的に大学進学を考えたい生徒に対してサポートする環境ができているので、やる気のある生徒であれば、誰でもチャレンジすることができます。我々としては特に大学進学実績を伸ばすということを目標にするわけではなく、今後もそのような生徒を一生懸命手助けしていきたいですね」(菅氏)
(取材・文=文月/A4studio)
提供元・Business Journal
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