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FD2があるんだし・6代目アコード(1997年)
コンセプトカーでもいいから・3代目オデッセイ(2003年)
FD2があるんだし・6代目アコード(1997年)
カッコ良くてワゴンはよく売れたものの、コロナやブルーバード級のクルマでアメリカンデザインと3ナンバーボディは時期尚早だったか…という5代目の反省からか、日本国内仕様は5ナンバーボディへダウンサイジングされた6代目アコード。
ホットモデルのSiR-Tはリッター100馬力のF20B型DOHC VTECに5速MTを組み合わせるという、なかなかのスポーツセダンっぷりでしたし、これも「タイプRがあるのでは?」と報道され、筆者も将来は中古でいいから欲しいなと思ったものです。
しかし結局は2000年に追加された、2.2リッター220馬力のH22Aを積むタイプRならぬ「ユーロR」に留まり、アコードタイプRを名乗ったのはヨーロッパ仕様のみ。
まだ4ドア版のDB9インテグラタイプRがありましたし、ソッチの方が軽くて速いかもしれませんが…。
後に3ナンバー化したシビックセダンがベースのタイプR(FD2)もありましたし、タイプR仕様のK20Aを積んで、ハッチバックのシビック(EP3)、クーペのインテグラ(DC5)、セダンのアコード(CL1)と3種のタイプR軍団が揃えば、さぞかし壮観だったでしょう。
コンセプトカーでもいいから・3代目オデッセイ(2003年)
最後は「おいおい!」と言われそうですがミニバンのオデッセイ、それもミニバンなのに全高1,550mmと全高を下げ、ほとんどの機械式立体駐車場すら利用可能だった3代目です。
後にエリシオンと統合してハイルーフ化&スライドドアも装備して重くなったオデッセイですが、この頃は背が低くてカッコイイ、ロールーフのスポーツミニバン全盛期、実用を考慮して2.4リッターで最高200馬力(アブソルート)止まりでしたが、人気はありました。
ミニバンでは他に三菱 シャリオ(2代目)が、後のランエボと同じ4G63ターボ+5速MTを積むリゾートランナーGTを発売して「シャリオエボ」なんて呼ばれましたし、オデッセイにタイプRがあったっていいじゃないか!と思うのです。
日本でもミニバンレースは一部で開催され、オデッセイは初代エスティマ・スーパーチャージャーといい勝負をしていましたし、別にアルファードやエルグランドと同じ路線を歩む必要はなく、いかにもホンダらしいミニバンとして伝説になったことでしょう。
市販車でタイプRはさすがに…というなら、ルノーがF1用エンジンを積んだ「エスパスF1」のように、コンセプトカーだっていいですし、オートサロン向けショーカーだっていいので、ホンダ謹製の「オデッセイタイプR」は見てみたかったと思います。