スマホ決済サービスで最も利用されているPayPayには「本人確認」の項目があります。PayPayで本人確認をした方がいいのか、そもそも「本人確認の必要性が気になる」「本人確認をしないと何ができなくなるのか」意外と知らない方も多いのでは?気になるものの、結局本人確認を行っていないという方もいるかもしれません。

今回はPayPayの本人確認に危険はないのか、本人確認しないと制限されることやデメリット、実際に本人確認する場合の手順と必要書類について詳しく解説します。

PayPayの本人確認の目的とは?

【2023】PayPayの本人確認は危険?必要性と安全性、確認手順と必要書類一覧
(Image:StreetVJ / Shutterstock.com) PayPayにおける「本人確認」とは、PayPayに登録を行ったのが「登録者本人で間違いないか」確認することです。PayPayでは、マネーロンダリングやテロ資金にPayPayが利用されるのを防止するため、犯罪による収益の移転防止に関する法律に基づき、一定の取引を行う際に、本人確認(氏名、住所、生年月日、取引の目的、職業などの確認)を行っています。本人確認をすることで、銀行口座を登録できるようになり、登録した銀行口座からPayPay残高に直接チャージできるようになります。また、PayPay残高を銀行口座に出金(払い出し)ができるようになり、PayPayマネーが利用できるようになります(画像=『オトナライフ』より 引用)

PayPayの本人確認を行わないとどのような影響がある?

PayPayの本人確認を行わないと、どういった制限やデメリットがあるのでしょうか。本人確認を行わないことによる影響を解説します。

本人確認をしない場合の制限とデメリット

PayPayで本人確認をしない場合の最大のデメリットは、「PayPayマネー」が利用できないことです。PayPayマネーとは、銀行口座への出金(払い出し)が可能なPayPay残高です。本人確認をしないと、出金ができない「PayPayマネーライト」しか利用できず、PayPayアプリ内での利用に限られます。また、銀行口座と紐づけ、銀行口座からPayPay残高へチャージするにも本人確認が必要です。

他には、PayPayの本人確認をしない場合、PayPayカード会員向けのPayPayあと払い(PayPayカード)の上限額が、本人確認した場合と比較して、低く抑えられてしまいます。PayPayあと払い(PayPayカード)の本人認証前と認証後の利用額の上限は、以下の通りです。

過去24時間 過去30日間
本人認証前 10万円 10万円
本人認証後 50万円 200万円