目次
一回り大きくなった:2代目(2004年)
モノコックボディのSUV化:3代目(2011年)
一回り大きくなった:2代目(2004年)
2代目デュランゴもダコタ(3代目)のSUV版で、8人が無理なく乗れるよう3人がけ3列目シートの8人乗りが標準となり、ボディも一回り大きくなって、日本的視点では十分にフルサイズですが、あくまでアメリカ基準ではミッドサイスSUV(※)。
(※フルサイズSUVとしては、この時期デュランゴがベースの「クライスラー アスペン」を販売)
半球形燃焼室のクライスラー・ヘミヘッドエンジンが初搭載され、2009年モデル以降の5.7L車では376馬力の高性能を誇った一方、大きく重くなったボディにはパワー不足となったか、廉価版の3.7L V6エンジンは途中でカタログ落ちしました。
また、2009年モデルには珍しくハイブリッド車も設定されますが、リーマンショックによる世界恐慌でフルサイズ/ミドルサイズSUVの需要が激減する中、高価な割に燃費低減効果が限定的だったためか販売は伸びず、わずか2ヶ月で廃止されています。
モノコックボディのSUV化:3代目(2011年)
2代目までのピックアップトラックベースから一転、メルセデス・ベンツのGLクラス、ジープ グランドチェロキーとプラットフォームの基本設計を共用するフルモノコックボディの新型SUVとなったのが、3代目デュランゴ。
ボディサイズは2代目からさほど変わっていませんが、DOHCヘッドを得た3.6Lの新型でV6エンジンが復活、5.7L V8ヘミエンジンも気筒休止機構を組み込み経済性を増すなど、ボディ構造にとどまらない近代化が図られています。
その一方で過激なハイパフォーマンス仕様も初代以来の復活となるR/Tのほか、475馬力の6.4L V8OHVヘミエンジンを積む高性能版「SRT」もラインナップ。