いまの東京の市中感染率から試算する

東京都は無料検査所の陽性者数を週ごとに発表している。ちなみに神奈川県は1週間遅れで毎日発表している。こちらは神奈川県

で、毎日の推移を見ると、

神奈川県は11月末がピークだった模様です。

ちなみに無料検査所を市中感染率とするためには検査を受ける母数が「かかっているように気がする」人が多いのか「かかっていない自信がある」人が多いのかでバイアスがかかる。

もともとは熱があると検査を受けられないが、現在はGoToでワクチンを3回打っていない人(子どもなど)は検査して陰性だという証明が必要なので、さらに「かかってない自信がある」人が多くなっていると推測できる。それでも6%ということは、そこらへんを歩いている無症状の人の16人に1人が陽性ということ。検査して隔離がいかに無駄かわかるだろう。

さて、東京都はココで確認できる。

東京都の11/21〜11/27の市中感染率は5.9%でその前より上昇しており、11/27ではピークになったかどうかはまだわからない。ただ、神奈川を見ると現在はすべてピークアウトしているかその寸前あたりだと推測できる。

さて、ここで問題になるのは「コロナは亡くなった時に検査してコロナ陽性ならコロナ死者になる」という例の規則である。

東京都の1日あたりの平均の死者数は2020年で121219/365日で、332人程度。

つまり、毎日老衰や事故やがんや心臓発作、脳梗塞で亡くなる人332人のうち、コロナに罹っている人は6%いるわけだから、19人程度である。3%なら10人。

ここで東京都の「コロナ死」の推移を見てみる。少なくとも第8波では、

19人を超えることは1回もない。10〜15人程度です。ここから導き出される仮説は