■キング牧師暗殺事件
アメリカの有名な公民権運動指導者、マーティン・ルーサー・キング・ジュニアを射殺したとされる男、ジェームズ・アール・レイはロンドンのヒースロー空港で偽造パスポートを使って渡航しようとしたところを逮捕された。
このアメリカ人の元強盗は、1968年4月4日にテネシー州メンフィスのモーテルのバルコニーに立っていたキング牧師の頭をライフルで撃って殺害した後、カナダを経由してイギリスに逃亡していた。
レイは後に罪を認め、1969年に懲役99年の判決を受けたが、後に無罪を主張したため黒幕の存在を疑う陰謀説が浮上した。カナダの偽造パスポートの入手法や旅費の出所などの疑問も浮上してきたのだ。しかしこれらの疑問は本格的に検証されることはなくレイは1998年に刑務所内で70歳で亡くなった。

(画像=「Daily Star」の記事より,『TOCANA』より 引用)