■マハトマ・ガンディー暗殺事件

 インドでイギリスの支配に対する非暴力抵抗運動を率いていたマハトマ・ガンディーの暗殺事件も有名だが事件には釈然としない点もある。

 1948年1月30日、ヒンズー教国家主義者のナートゥーラーム・ゴードセーは、ニューデリーの祈祷会で78歳のガンディーの胸に3発の銃弾を撃ち込んだ。彼はインドとパキスタンに国が分割されていた間、ガンジーがインドのイスラム教徒をあまりにも優遇し過ぎているというのが犯行の動機といわれている。

 仲間と共謀して殺人を犯した39歳のゴードセーは、アメリカ人外交官に拘束され、ガンジーの息子たちからの恩赦の要求にもかかわらず、死刑判決を受け1949年に処刑された。あまりにも早い幕引きにわずかな疑問も禁じ得ない。

納得いかない暗殺にまつわる陰謀論 – JFKからガンジーまで
(画像=「Daily Star」の記事より,『TOCANA』より 引用)